東京外国語大学大学院地域文化研究科(2007年度)
【修士課程】
授業科目:522M0110 比較社会論研究、Comparative
Social Institutions
単位:2
開講学期・曜日時限:1学期・金4
教員名:中野 敏男
■講義題目
植民地主義とジェンダーの比較社会論I
■授業の目標
「植民地主義の比較社会論」をテーマにした継続するセミナーの一環として、今学期は考察の焦点を「ジェンダー」に合わせ、それの植民地主義との関係を歴史的、比較社会論的に考察する。この考察を通して、人種・ジェンダー・民族・階級といった人間の諸カテゴリーと近代植民地主義の本質的な関係を理論的・歴史的に解明し、理解していくのが目標である。
■授業の概要
マリア・ミース等を手がかりにしながら、植民地主義とジェンダーの構造的な関係を理論的に解明する道を探る。その上で、日本の植民地主義とジェンダーカテゴリーの連関について歴史的に立ち入り考えていく。
■講義計画
ウォーラーステインの世界システム論を理論的な枠組みにして書かれている、マリア・ミースの Patriarchy and Accumulation on a World Scale を基本テキストとして読解し議論しながら、植民地主義とジェンダーの構造的な関係を理論的に解明する道を探る。また、それを土台にしながら、とりわけ日本帝国主義と東アジアにおける植民地主義について、その歴史的現実しっかり踏まえて、そこにおけるジェンダーカテゴリーの意味を考えていく。その中で、文学作品や映像・画像など文化的諸形象に注意して、それらがジェンダーカテゴリーの形成に果たした役割についても吟味したい。
■成績評価の方法
毎回の討議や作業への寄与、分担報告の質を基礎に評価する。授業の展開についても参加者と協力して作っていくつもりであるから、この計画への寄与も重視する。
■受講上の注意
毎回の討議は、時限を超えて延長されることになるだろう。そのため、金曜5限も他の科目を履修せずに空けておくこと。
■教科書・参考書
M. Mies, Patriarchy and
Accumulation on a World Scale, Zed Books Ltd., 1986.(M. ミース『国際分業と女性』(奥田暁子訳)日本経済評論社、1997)
金富子『植民地朝鮮の教育とジェンダー』岩波書店、2005
授業科目:522M0120 比較社会論研究、Comparative
Social Institutions
単位:2
開講学期・曜日時限:2学期・金4
教員名:中野 敏男
■講義題目
植民地主義とジェンダーの比較社会論II
■授業の目標
「植民地主義の比較社会論」をテーマにした継続するセミナーの一環として、前期に引き続き今学期も考察の焦点を「ジェンダー」に合わせ、それの植民地主義との関係を歴史的、比較社会論的に考察する。この考察を通して、人種・ジェンダー・民族・階級といった人間の諸カテゴリーと近代植民地主義の本質的な関係を理論的・歴史的に解明し、理解していくのが目標である。
■授業の概要
後期は、森崎和江等の著作を手がかりにしながら、日本の植民地主義とジェンダーの構造的な関係を歴史的に解明する。その上で、その視野をアジアに広げ、ジェンダーとナショナリズムの関係を考えたい。
■講義計画
植民者二世の立場から植民地主義と性・民族の問題を考え続けている森崎和江の諸著作を基本テキストとして読解し議論しながら、日本の植民地主義とジェンダーの構造的な関係を歴史的に解明する道を探る。また、それを足場にしながら、松井やよりやクマーリ・ジャワルダネ等の著作を手がかりにしながら、アジアにおけるフェミニズムとナショナリズムとの関係を、諸国・諸地域の事情に立ち入って考えていく。
■成績評価の方法
毎回の討議や作業への寄与、分担報告の質を基礎に評価する。授業の展開についても参加者と協力して作っていくつもりであるから、この計画への寄与も重視する。
■受講上の注意
毎回の討議は、時限を超えて延長されることになるだろう。そのため、金曜5限も他の科目を履修せずに空けておくこと。
■教科書・参考書
森崎和江『異族の原基』大和書房、1971
『慶州は母の呼び声』新潮社、1984
『からゆきさん』朝日新聞社、1976
松井やより『女たちのアジア』岩波新書、1987
クマーリ・ジャワルダネ『近代アジアのフェミニズムとナショナリズム』新水社、2006
【博士後期課程】
授業科目:D0480 比較社会論、Comparative
Social Institutions
単位:2
開講学期・曜日時限:1学期・金5
教員名:中野 敏男
■講義題目
脱植民地主義の思想と理論I
■授業の目標
脱植民地主義の思想と理論を考える。
■授業の概要
脱植民地主義の思想と理論について、基本テキストを読んで考えていく。
■講義計画
脱植民地主義の思想と理論について、基本テキストを読みながら考えていく。
■成績評価の方法
毎回の討議や作業への寄与、分担報告の質によって評価する。
■受講上の注意
前期課程の比較社会論研究I(金4)にも出席し、議論に参加すること。
■教科書・参考書
参加者と相談しながら決定する。
授業科目:D0490 比較社会論、Comparative
Social Institutions
単位:2
開講学期・曜日時限:2学期・金5
教員名:中野 敏男
■講義題目
脱植民地主義の思想と理論II
■授業の目標
脱植民地主義の思想と理論を考える。
■授業の概要
脱植民地主義の思想と理論について、基本テキストを読んで考えていく。
■講義計画
前期に引き続き、脱植民地主義の思想と理論について、基本テキストを読みながら考えていく。
■成績評価の方法
毎回の討議や作業への寄与、分担報告の質によって評価する。
■受講上の注意
前期課程の比較社会論研究II(金4)にも出席し、議論に参加すること。
■教科書・参考書
参加者と相談しながら決定する。