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コンセプト 社会科学の中にも計算的アプローチという考え方が台頭している。計算上のエージェントに仮想の社会を作らせ、どのような社会が出現するかをコンピュータシミュレーションによって検討する、という方法である。計算的アプローチはいろんな社会科学の中で次第に比重を増している。社会心理学も例外ではない。 この授業では次を行う。第1に、計算的アプローチの基本文献を読み、この方法の基本的な考え方(Agent-based modeling)を学ぶ。第2に、MAS(構造計画研究所開発)というシミュレーションモデル作成ソフトを用い、実際にシミュレーションを体験してみる(MAS以外のソフトにするかも知れない)。第3に、社会心理学におけるこのアプローチの適用可能性を考察する。 |
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何時、何処で 2001年 後期 水曜 7・8時限(14:20-15:50) 301演習室(教養学部棟) |
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コンテンツ おおまかに次の日程にしたがって授業を進める。 (0)ガイダンス:10 /2 (1)基本文献(『人工社会』)の講読:10/ 9, 16, 23, 30 (2)MASの導入:10/30, 11/ 6, 13, 20, 27 (3)社会心理学における適用:12/ 4, 11, 1/ 8, 15, 22 出席者は全員、当日の文献個所を事前に読んで来ることを前提とする。 |
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ポリシー この授業における作業の中心はシミュレーションソフトをいじることにあると思う。事前の知識は無くてもよい。が、Windows 環境に慣れておくことが望ましい。 【成績評価の方法】 次の方法で点数を合計し、成績をつける。 1.出席点:30% 2.授業中に行う小テスト(Quiz):40% 3.期末レポート:30% 「小テスト」は「レポート課題」に替わるかも知れない。 |
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教材 【テキスト】 Epstein, J.M. & Axtell, R. (1996) Growing Artificial Societies. Cambridge:The MIT Press.(『人工社会』、服部正太・木村香代子(訳)、1999、共立出版) 【参考文献】 Axelrod, R. (1997) The Complexity of Cooperation. Princeton. NJ: Princeton Univ. Press |
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