ライン

現代社会学コース
基礎演習D:概要

問合せ

メール


Up
コンセプト
副題: 現代日本の争点を議論する
現代日本の社会的争点を論じた諸論文を読みながら受講者が以下を達成することを目指す。
 (1) 人に「あっ、できるな」と思わせる程度の社会的常識
 (2) 社会を眺める様々な観点(社会学的視点、社会心理学的視点)
 (3) 自分の意見をオーガナイズする技術
 (4)プレゼンテーションの方法
何時、何処で
 2003年 前期 水曜 3・4時限(10:20-11:50)
 23番教室 (教養学部棟)
コンテンツ
 次の本を読んで現代日本の中にある争点を考察する。

  文芸春秋(編) (2002) 『日本の論点2003』 文芸春秋

 この本は政治、国際関係・外交、経済(景気、雇用)、産業、社会、社会病理、世相、スポーツなどの領域に関する、日本の代表的な論客による多数の論文を集めている。ジャーナリズムで昨今話題になる論点をほぼ網羅している。 この本の中から出席者の希望に応じて1回で2つの論文を取り上げて議論する。この本は論点ごとに参考文献も載せており、深く調べたい人の便宜をはかっている。
ポリシー
 次の方法で授業を進める。@すべての受講者は授業で扱う論文を事前に読み、「疑問点」ならびに「自分の考え」を短いレポートにまとめて毎回提出する。A授業ごとに論文を紹介する担当者を決める。担当者は論文の要約をハンドアウトにまとめ、OHPやプロジェクタを用いて手短に報告する。B担当者による論文の報告の後に受講者間で論点を議論する。C本で扱う論点の中から1つを選び、その論点に関するレポートを期末に提出する。
 議論することが重要。すべての受講者は授業で扱う論点に事前に目を通し、自分の考え、疑問などをまとめておくことを原則とする。授業ごとに論点を紹介する担当者を決め、その担当者の論点の報告の後に出席者間で議論する。
 成績は、@毎回提出する小レポート(30%)、A報告の要領および討論への参加(30%)、B期末レポート(40%)で評価する。期末レポートの評価は、(1)資料・知識の調査努力(30%)、(2)文章・レポートの構成(30%)、(3)論点の独自性(40%)による。
教材
 文芸春秋(編) (2002) 『日本の論点2003』 文芸春秋 (2667円+税)
(生協のテキスト売り場で買えるように手配しておく。一般の書店でも容易に入手できる。)

参考文献:上記テキストが論点ごとに主要な参考文献を掲載している。また、ハンドアウトの書き方については[1]が、レポートのまとめ方については[2]が参考になる。
 [1]小林康夫・船曳建夫(編) 『知の技法』 東京大学出版会
 [2]木下是雄 『レポートの組み立て方』 筑摩書房  文芸春秋(編)
ライン