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行動研究法T(社会心理学実習):概要

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 この授業は平成15年度以前入学者(要するに2年生以上)にとっては「行動研究法T」という授業です。が、平成16年度入学者(要するに新1年生)にとっては「社会心理学実習」という名前の授業です。ややこしいですが間違えないで下さい。
 前年度までのこの授業は「週1コマ・半年で2単位」でした。しかし今年度からこの授業は実習扱いになりますので、理系の実習並みに「週2コマ・半年で2単位」です。ただし文部科学省の規則に則り、「実際に勉強をする時間」は今までと同じ、という建前になります。
 なお、この授業、実際の予定は変わることがあります!
コンセプト
副 題:社会心理学のための研究法入門
授 業 の 目 標
・社会心理学の経験的な研究法の理屈と実際を学ぶ。
・仮説導出の感覚を養う。
・データを実際に扱う感覚を養う。
何時、何処で
 2004年 前期 月曜 1・2(8:40-10:10)〜3・4時限(10:20-11:50) 4月12日(月)から
 教室は… 時間割を見てください。(たぶん教養学部棟 23番教室(2階))
コンテンツ
 次のスケジュールに従って授業を進める。(変わりました。2004/04/12)
1.研究法の基礎概念(4/12, 4/19)
 経験的研究がどのような理屈から成り立っているか?
 ・研究のサイクル ・モデル(理論)の地位
 ・推論の形式:統計的推測と仮説検定
2.研究法の種類(4/26)
 ・既存のデータの利用(メタ分析を含む。)
 ・内容分析
 ・観察
 ・実験
 ・調査
 ・モデルの操作(シミュレーションなど)
3.データをいじってみる(5/10)
・基礎統計量
4.測定の理屈と実際(5/17, 5/24, 5/31)
・測定の理論(信頼性、妥当性)
・心理測定を試す − 社会的認知、など
・内容分析での測定 − コンテンツの計測
・データをいじる(信頼性係数、相関係数)
5.実験の理論と実際(6/7, 6/14, 6/21, 6/28)
・実験法(講義)
・実験の実習(社会的認知、集団意思決定)
・実験データの分析
6.ビジネス・ゲームを作る(7/5, 7/12, 7/19)
・システムの導入
・ゲームのデザイン
・ゲームの実施
成績評価の方 法・基 準
授業では1つの作業を行うごとにレポートを提出する。成績は提出したレポートの評価点の合計による。
その他
「統計解析T(データ解析実習、月、1・2〜3・4、後期、高木)」と一緒に履修するとよい。
ポリシー
 従来この授業では「理屈」を教えていました。今年は気分を変えて?、なるべく実際のデータを扱う中で理屈を学ぶことを目指します。
 授業期間中に提出するレポートの評価点の合計点で成績をつけます。
教材
テキスト:末永俊郎(編) 『社会心理学研究入門』 東京大学出版会
参考文献 
 ロウントリー 『新・涙なしの統計学』、新世社
 東京大学教養学部統計学教室(編)『統計学入門』 東京大学出版会
 レイブ、マーチ 『社会科学のためのモデル入門』 ハーベスト社
 Salkind, N.J. (2000) Exploring Research (4th edition). Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall.