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社会心理学実習
(行動研究法):概要
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授業名

平成16・17年度入学者:社会心理学実習
平成15年度以前入学者:行動研究法T
(新編入学者は、平成15年度入学者と同じく「行動研究法T」で履修する)

 前々年度までのこの授業は「週1コマ・半年で2単位」でした。しかし昨年度からこの授業は実習扱いになりました。つまり理系の実習並みに「週2コマ・半年で2単位」です。ただし文部科学省の規則に則り、「実際に勉強をする時間」は今までと同じ、という建前になります。
 なお、この授業、実際の予定は変わることがあります!
コンセプト
副 題:社会心理学のための研究法入門
授業の目標
・社会心理学の経験的な研究法の理屈と実際を学ぶ
・仮説導出の感覚を養う
・データを実際に扱う感覚を養う
何時、何処で
 2005年 前期 月曜 1・2(8:40-10:10)〜3・4時限(10:20-11:50) 4月18日(月)から
 教室は… 時間割を見てください。(たぶん教養学部棟 23番教室(2階))
コンテンツ
 社会心理学の研究方法を、実習を通して学ぶ。学ぶのは実際の how to だけでなく、その背後にある理屈である。行動科学(心理学、社会学、・・・)および社会科学の経験的な研究法を講義する。行動科学・社会科学の諸領域の研究法は見かけ以上に類似しているので、この授業で学ぶ事項は行動科学、社会科学の広い範囲で適用可能と思う。

 次のスケジュールに従って授業を進める。
1.ガイダンス(4/18):授業の説明、および受講者が準備することに対する指示。
2.実験の方法(4/25, 5/2, 5/9, 5/16):実験に関する講義とともに、パソコンを用いて実際の実験状況を体験する。社会的認知、実験ゲームなどの領域での実験を実際に試す。
3.心理測定(5/23, 5/30, 6/6):心理測定に関する理論の講義と平行して、よく用いる心理測定を体験し、データの扱いについて実習する。
4.データから結論を導く(6/13, 6/20, 6/27):この授業で測定したデータ、ないし既存の実験ないし調査データを用い、基礎統計量の算出、統計的検定をエクセルを用いて試行する。
5.実験装置を作る(7/4, 7/11, 7/18, 7/25):パソコンを用いた実験装置の作成、インターネットを介したゲーム作成を試す。
成績評価の方法・基準
授業では1つの作業を行うごとにレポートを提出する。成績は提出したレポートの評価点の合計による。
その他
「統計解析T(データ解析実習、月、1・2〜3・4、後期、高木)」と一緒に履修するとよい。
ポリシー
 実習であるから受講者は課題に応じて作業を行う。必要な知識については実習と平行して講義する。
 授業では1つの作業を行うごとにレポートを提出する。成績は提出したレポートの評価点の合計による。
教材
テキスト:末永俊郎(編) 『社会心理学研究入門』 東京大学出版会
参考文献 
 田畑吉雄 (2004) 『新訂 やさしい統計学』、現代数学社
 東京大学教養学部統計学教室(編)『統計学入門』 東京大学出版会