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社会心理学概論:概要
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授業名
平成16・17年度入学者:社会心理学概論
平成15年度以前入学者:社会心理学概説A
コンセプト
【副題】 集団過程の社会心理学
 社会心理学の中の対人過程、集団過程に関する基礎知識を習得する。前期の「社会心理学入門」は、社会心理学の中でも個人レヴェルの研究の概説だった。この授業は、社会心理学の基礎的知識のうち、「社会心理学入門」では扱わなかった領域について一定の理解を達成することを目標としている。
何時、何処で
 2005年 後期(2単位) 月曜、7・8限(14:20-15:50)
 教室:10番教室
コンテンツ
次の内容を扱う。
 A.対人的影響:承諾と説得の技法
 B.集団内影響過程:同調、社会的学習、社会的促進
 C.マスコミの影響:暴力、自殺、テレビゲーム、性描写、性役割
 D.集団意思決定:集団の損失、集団討議、集団分極化、集団思考
 E.群集過程:没個人化、暴動、流言、パニック
 ただし、内容に関わる映画など観ることもあるので、予定は狂うこともある。
 
スケジュール
10/ 3 ガイダンス−対人・集団過程の社会心理学
10/17 A.1.承諾技法:Foot-in-the-Door 技法など
10/24 A.2.説得的コミュニケーション:送り手、受け手の効果
10/31 同   内容、メディア、環境の効果
11/ 7 B.1.大勢にしたがう:同調過程
11/14 同:多数派と少数派、Social Impact 理論
11/21 中間試験    B.2.非意図的影響:社会的学習
11/28 同  社会的促進
12/ 5 C.1. マスコミの影響:暴力と自殺、テレビゲームの影響
12/12 C.2. マスコミの影響:性描写、性役割
12/19 D.1.集団のパフォーマンス:集団の損失、集団討議
12/26 D.2.集団の愚行:集団分極化、集団思考
1 /23 E.1.群集行動と没個人化
1 /30 E.2.流言とパニック、空間行動、混み合い
2 /13 期末試験
ポリシー
常識的な入門講義として運営する。毎回プリントを配る。中間試験と期末試験の合計点で成績をつける。社会心理学の授業を継続して履修する予定の学生は1年次に、その他の学生は2年次に履修することを想定している。
教材
【テキスト】特定のテキストは使わない。
【参考文献】 『社会心理学小辞典』 有斐閣
必要に応じて参考文献を授業中に指示する。