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社会心理学基礎演習
(現代社会学コース基礎演習D)
概要

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授業名

平成16・17年度入学者:社会心理学基礎演習
平成15年度以前入学者:現代社会学コース基礎演習D
(新編入学者は、平成15年度入学者と同じく「現代社会学コース基礎演習D」で履修する)
コンセプト
副題: 現代日本の争点の中から社会心理学的な視点を学ぶ
現代日本の社会的争点を論じた諸論文を読みながら受講者が以下を習得することを目指す
 (1)人に「あっ、できるな」と思わせる程度の社会的常識
 (2)社会を眺める様々な観点(社会心理学的、社会学、その他の社会科学的な視点)
 (3)自分の意見をオーガナイズする技術
 (4)報告(プレゼンテーション)の方法
何時、何処で
 2005年 前期 水曜 3・4時限(10:20-11:50)
 21番教室 (教養学部棟 2階)
コンテンツ
次の本を読んで現代日本の中にある争点を考察・議論する。あわせて、その論点に関わる社会心理学的な、あるいは広く社会科学的な視点を解説する。

  文芸春秋(編) (2004) 『日本の論点2005』 文芸春秋

 この本は政治、国際関係・外交、経済(景気、雇用)、産業、社会、社会病理、世相、スポーツなどの領域に関する、日本の代表的な論客による多数の論文を集めている。ジャーナリズムで昨今話題になる論点をほぼ網羅している。就職試験の一般常識、論文試験対策にもよく利用される。購入して損はないと思う。 この本の中から出席者の希望に応じて1回で2つの論文を取り上げて議論する。この本は論点ごとに参考文献も載せており、深く調べたい人の便宜をはかっている。
スケジュール
 授業のスケジュールは受講者がどの論文を選択するかによって変わる。今の段階では次のようにする予定である。

4月13日:ガイダンス
4〜5月中旬:政治・外交・国際関係領域の論文
5月下旬〜6月初旬:経済・産業・雇用領域の論文
6月中旬:社会、社会病理領域についての論文
6月下旬〜7月:その他の領域についての論文
ポリシー
次の方法で授業を進める。
@すべての受講者は授業で扱う論文を事前に読み、「疑問点」ならびに「自分の考え」を短いレポートにまとめて毎回提出する。
A授業ごとに論文を紹介する担当者を決める。担当者は論文の要約をハンドアウトにまとめ、手短に報告する。
B担当者による論文の報告の後に受講者間で論点を議論する。
C本で扱う論点の中から1つを選び、その論点に関するレポートを期末に提出する。
 今年度の新入生は全員ノートPCを持ち、そのPCにプレゼンテーションソフト(PowerPoint など)がインストールされていると見込まれる。報告はなるべく、そのプレゼンテーションソフトを使って行うことにしたい。
 成績は次の方法による。
@毎回提出する小レポート(30%)
A報告の要領および討論への参加(30%)
B期末レポート(40%)
 期末レポートの評価基準は、(1)資料・知識の調査努力(30%)、(2)文章・レポートの構成(30%)、(3)論点の独自性(40%)である。
教材
 文芸春秋(編) (2004) 『日本の論点2005』 文芸春秋 (2667円+税)
(生協のテキスト売り場で買えるように手配しておく。一般の書店でも容易に入手できる。)

参考文献:上記テキストが論点ごとに主要な参考文献を掲載している。また、ハンドアウトの書き方については[1]が、レポートのまとめ方については[2]が参考になる。
 [1]小林康夫・船曳建夫(編) 『知の技法』 東京大学出版会
 [2]木下是雄 『レポートの組み立て方』 筑摩書房  文芸春秋(編)
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