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社会心理学
演習T:概要
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コンセプト
副題:社会的行動のメカニズム
授業の目標:社会心理学のテキストを読みながら次の教育効果を目指す。
・新しい、国際標準的な社会心理学の知識を身に付ける。
・今回の演習の範囲では、社会的アイデンティティ、偏見とステレオタイプ、対人魅力の領域に関して詳しくなる。
・専門の英文読解力を養う。
・卒業論文の作成に向けて準備する。
何時、何処で
 2005年 前期 水曜 7・8時限(14:20-15:50) 4月13日(水曜)から
 21番教室(教養学部棟 2階)
コンテンツ
 次の本の5章〜7章を講読することを通して社会心理学を学ぶ。

Baron, R.A. & Byrne, D. (2002) Social Psychology(10th edition). Boston: Allyn & Bacon.

 ある研究分野を大学で学ぶときに最も重要なのは、その分野で確立された知識を過不足なく学ぶことである。大学生(undergraduate students)が大学で身に付けるべき知識は国際的にある程度標準化され、頻繁に更新されている。国際標準となった内容を最もよく代表するのが英語圏で出版されるいくつかのテキストである。この授業ではそうした社会心理学のテキストの1つを講読しつつ主要な知見を学んで行く。
 授業では次の章を扱う。

5章.社会的アイデンティティ:自己とジェンダー(Aspects of Social Identity: Self and Gender)
6章.偏見:その原因、効果、改善(Prejudice: Its Causes, Effects, and Cures)
7章.対人魅力:会って好意を感じ親密になる(Interpersonal Attraction: Meeting, Liking, Becoming Acquainted)

各章の講読に2回ほど充てる。各章を読み終わった後、関連する研究論文(和文・英文)を取り上げて精読する。また授業期間中に出席者は自分の関心に従って文献調査を行い、期末レポートに仕上げる。
ポリシー
 出席者は全員、当日のテキスト部分(ないし割り当てた文献)を事前に読んで来ることを前提とする。毎回、テキスト部分に関する小テスト(Quiz)を行う。
 次の方法で点数を合計し、成績をつける。
1.授業中に行う小テスト(Quiz):70%(出席点を含む。)
2.期末レポート:30%
 期末レポートの評価のポイントは以下である。
 @既存研究の把握の正確さ A独創性 B議論の論理性 C文書の構成
教材
Baron, R.A. & Byrne, D. (2002) Social Psychology (10th edition). Boston: Allyn & Bacon.
 テキスト未入手の者について、入手方法は授業開始時に指示する。 なお、この授業のテキストはこの講義概要執筆時には10版である。授業期間中(2005年度前半)に新しい版(11版)が出る予定であるが、新しい版は次年度の授業から使う。
参 考 文 献
必要に応じてその都度指示する。