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基本データ
計算モデリング:行動経済学の適用例を事例として(C61061)
2単位
前期、火曜、9・10
303演習室
キーワード:計算機シミュレーション、行動経済学、プロスペクト理論、効用関数
 授業スケジュール
 1 ガイダンス
 2 講義:社会科学における計算機実験
 3 講義:社会心理学における計算機実験
 4 同上
 5 行動経済学:概説と計算機実験の適用
 6 同上
 7 行動経済学概説書講読(1)
 8 行動経済学概説書講読(2)
 9 行動経済学概説書講読(3)
10 行動経済学概説書講読(4)
11 行動経済学研究論文講読(1)
12 行動経済学研究論文講読(2)
13 仮説の検討(1)
14 仮説の検討(2)
15 授業の総括社会心理学のテーマで研究計画を作成し実行する方法を、実例に即して学ぶ。
 内容
計算機によるモデル構成は目的に応じてしばしば使われる手法である。その点は社会科学においても変わらない。この授業では、行動経済学というポピュラーなトピックの中でどのように計算モデリングが用いることができるかを受講者とともに検討することを目的とする。
 まず社会心理学における計算モデリングの概説を講義形式で行う。次に講師の実際の研究例を紹介しながら、計算機によるモデリング(そのモデリングに基づくシミュレーション)がどのような役割を果たせるかを議論する。
 授業の後半では、行動経済学の文献を読むことにより、新たな適用可能性について検討する。
 演習形式を基本とし、必要に応じて講義を行う。
参考図書
Maital, S. (Ed.) 2007 Recent developments in behavioral economics. Cheltenham: Edward Elgar.
多田洋介 2003 『行動経済学入門』,日本経済新聞社.
 注意事項
成績評価方法:授業での参加(50%)、期末レポート(50%)
次の2点を単位修得の条件とする。
・社会科学ないし社会心理学の計算モデリングについて大まかな理解に達している。
・行動経済学の主要命題について概ね理解が達成されている。