内容
実習を通して統計手法を学ぶ。行動科学、社会科学の勉強には統計の知識が不可欠である。研究自体が統計分析を前提にデザインされることが多い。また、統計手法に精通することは行動科学、社会科学を勉強した者の利点でもある。
次の中身を扱う。
1.平均値の信頼区間、および平均値の条件間比較(t検定、F検定)
2.単純クロス表(分割表)とカイ二乗検定
3.因子分析とクラスタ分析
4.分散分析
5.重回帰分析
6.対数線形モデル(多重クロス表分析)
受講者には、授業の期間中にテキストを読んでおくことを求める。
実習であるから受講者は課題に応じて作業を行う。必要な知識については実習と平行して講義する。 |
注意事項
テキスト:南風原朝和 (2002) 『心理統計学の基礎』、有斐閣(アルマ) \2,200+税
(このテキストは初めて統計を勉強する人にはやや難しいです。が、1冊でカヴァーしている範囲が広いのであえてこの本をテキストに指定します。この本で分からない人は下記の参考書などで補習してください。)
参考書:
田畑吉雄 (2004) 『新訂 やさしい統計学』、現代数学社
東京大学教養学部統計学教室(編)『統計学入門』 東京大学出版会
多変量解析の基礎を解説するとともに、教員が用意したデータを使って統計分析を実際に行う。授業時間の前半はテーマに関する講義、後半は実習(もしくは議論による検討)とする。実習の成果ないし宿題レポートを次回までに
Web上で提出することを求める。
「社会調査法T)、「社会調査法U」、「統計学T」、「統計学U」を履修してあることが望ましい。 |