Top > 授業 > ゲーム理論入門
問合せ メール 戻る
Top   概要   予定と記録   配布資料  
基本データ
ゲーム理論入門
2単位
前期、水曜、3・4限(10:30-11:50)
キーワード:合理的意思決定、協力と対立、非協力ゲーム、ナッシュ均衡、効率性、協力ゲーム、交渉
 内容
概ね次の計画に従う。
1.ガイダンス
授業の解説、他の授業との関係の説明
2.選択と意思決定(1)(テキスト第2章)
選好関係、序数的/基数的効用、デシジョン・ツリー、リスクを含む選択、聖ペテルスブルグのパラドックス
3.選択と意思決定(2)(テキスト第2章)
期待効用仮説、動機づけ理論、危険回避的/危険選好的効用関数
4.選択と意思決定(3)
効用系をめぐる問題、プロスペクト理論、テキスト第2章の練習問題解説
5.非協力ゲームの基礎(テキスト第3章)
利得表、混合戦略と純戦略、例示:顧客獲得競争、協調ゲーム、両性の争い
6.非協力ゲーム:(テキスト第3章)
例示:クールノー寡占市場ゲーム・公共財供給ゲーム、最適応答とナッシュ均衡
7.ナッシュ均衡(テキスト第4章)
前回の続き、テキスト第3章・第4章の練習問題解説
8.中間試験(時間が足らない場合は時間調整)
9.ナッシュ均衡の補足
10.ジレンマゲーム(テキスト第5章)
囚人のジレンマとチキンゲーム、ナッシュ均衡とパレート最適
11.協力と対立
前回の続き、繰り返しゲーム(テキスト第7章)
12.交渉ゲーム(1)(テキスト第9章)
2人交渉問題、ナッシュ交渉解
13.交渉ゲーム(2)(テキスト第9章)
交渉戦略、テキスト第9章練習問題解説
14.協力ゲーム(1)(テキスト第10章)
基礎概念、個人合理性とパレート最適性、コアの概念
15.協力ゲーム(2)(テキスト第10章)
限界貢献度による解、テキスト第10章練習問題解説
16.期末試験
 ポリシー
 中間試験と期末試験を行い、その点数で成績を決めます。
 テキスト
岡田章 (2008) 『ゲーム理論・入門』、有斐閣(アルマ)¥1,900+税
 コンセプト
今日、ゲーム理論は社会科学全般にとっての不可欠共通の基盤になっているだけでなく、生物学等の分野でも一定の役割を果たしている。この授業はそうしたゲーム理論の基礎的な部分を大まかに理解することを目指している。
授業内容は大きく、合理的意思決定(2−4回)、非協力ゲーム(5−11回)、交渉ゲーム(12−13回)、協力ゲーム(14-15回)に分かれる。