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基本データ
社会心理学T(C61431)
2単位
後期、火曜、5限
高木の実験室(5階)
 コンセプト
民族紛争の要因となる社会心理学的な要因のいくつかを概説できるようになることを目指す。
キーワード:集団間紛争(intergroup conflict)、攻撃性、社会的アイデンティティ
 内容
社会心理学における紛争研究への応用を述べた文献を講読し、理解を深める。
大渕憲一(編) (2008) 『葛藤と紛争の社会心理学』、北大路書房.
次に、民族紛争について報告した文献を読み、その中で社会心理学的要因がどのように作用しているか(している可能性があるか)を議論する。
ヴァミク・ヴォルカン (1999訳) 『誇りと憎悪:民族紛争の心理学』、共同通信社.
マイケル・イグナティエフ (1996訳) 『民族はなぜ殺し合うのか』、河出書房新社.
授業展開
1回目.ガイダンス
2回目.講義:社会心理学における紛争研究
3−6回目:『葛藤と紛争の社会心理学』を講読
7-10回目:民族紛争に関する講読(1)
11-14回目:民族紛争に関する講読(2)
15回目:まとめ
参考図書 J.P.Forgas, A.W.Kruglanski, & K.D.Williams (Eds.) (2011) The Psychology of Social Conflict and Aggression. Psychology Press.
 注意事項
出席者の関心に応じて、授業後半で講読すべき研究論文を決める。
出席が確保されていることを前提に、授業での報告(30%)、討論への参加(430%)、レポート(40%)で成績を付ける。