Welcome to AmeComPeople
アメコム仲間のみなさんの活動をお伝えします
(レポート:アメコム・タスクグループ)
From Shanghai
堂園徹さんの中国便り
『ベルダ』誌掲載連載(2003.9〜)記事:「中華からの風にのって」
堂園さんは現在上海在住のアメ研コース卒業生です。長いコスモポリタン生活 を偲ばせる独自の視点と、現地の息吹と脈動を伝える筆致。次の号が待ち遠しくなるエッセイです。
掲載月刊誌『ベルダ』(kkベストブックス)は年間購読制でモニター書店(栄松堂東京駅店・日本橋丸善・旭屋書店銀座店・千代田書店茅場町店など)で入手できます。(詳細参照:出版社URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ha/hf20199/vnew.html)
9号までの記事の閲覧:アメコム関係の皆様は、オンラインで閲覧できます。
◆閲覧希望申し込み:コース、卒業年、氏名、近況などを添えてメールでお申し込みください.→申し込む◆
(By Cindy, AmeCom Task Group)
From
America: 「アメリカで働く」ことのすすめ
萩原達夫さんから後輩たちへのメッセージ
萩原達夫さんは福島県西白河出身で、1990年 の埼玉大アメ研卒業生です。1988−89年、ロータリー財団奨学金でジョージタウン大学外交部留学。UCLAでMBA取得。ブリジストン(海外事業部)を 経て、Delotte & Touche LLPで税務、監査を経験後、米国公認会計士CPA合格後コンサルティング部門に移 り、現在management solutions groupのマネージャーをされています。
萩原さんの「アメリカで働こう!」講演会:2002年11月8日(金)1時半〜3時半、大学会館小集会室でおこなわれたのをスタートに、第2回は2003年6月6日、第3回は2003年11月7日教養棟10番教室で午後5時から(交流会は400番教室)と、好評のうちに回を重ねています。
(By Cindy, AmeCom Task Group)
(安富さん:2001年院卒。この日が初のアメリカ学会発表です。大学で教鞭をとられる本業のかたわら、こちらの研究テーマでもご活躍が期待されます。同研究は2,004年秋、明石書店から出版予定。以下はNormaさんの取材レポです。:by Cindy, AmeCom Task Group)
安富成良さんのアメリカ学会自由論題報告
2004年6月5日(土)
アメリカ学会第38年次大会 自由論題D
戦争花嫁と日系アメリカ社会:選争花嫁の受け入れをめぐって
嘉悦大学短期大学部 安富成良
はじめに
・ 本発表で明らかにしたいこと
・ 先行研究について
T.戦争花嫁の受け入れを巡って
1)各国からの戦争花嫁受け入れ
2)JACLの半差別委員会(Anti-Discrimination Committee)と日本人花嫁法制定
U.戦争花嫁にとってのアメリカ社会と日系社会について
1)アメリカ赤十字社・キリスト教女性連盟による花嫁学校
2)ハワイの日系コミュニティでの戦争花嫁と日系社会に関連する調査資料事例
おわりに
<レポート・感想>
発表席にいつの間にか登場していた安富先生は、聴衆約80名を前にレジメと資料を使いながら発表を開始した。アメ研関係者は今までに何度か大学でお話やら発表を聞いているのでなじみのある話題である。が、大舞台での発表となると安富先生の発表も一層中味が凝縮されている。滑らかに発表は進行し、戦争花嫁が象徴する日本とアメリカの空気が伝わってきた。本年10月に明石出版から刊行予定の本の「はじめに」で大体の発表内容を終えるのかと思いきや、その内容にも踏み込んで、初めてこの話を聞く人にも、戦争花嫁の置かれた状況・苦悩がわかる話だった。質疑応答も含めて40分の持ち時間では内容が多すぎて時間切れの感があったが、聴衆が補ってくれた。埼玉大学のアメ研関係者の応援質問が飛ぶ前に、この分野の研究者からの質問が一つ。続いて油井先生から資料の図1について『マッカラン法』の影響があるのではないか、という指摘があった。安富先生は、その通りです、と答え、研究の深さを示したことになった。(詳しくは『アメリカの戦争花嫁:日米国際結婚のパイオニアの戦後』を参照)
私自身、アメリカ南部に二人の戦争花嫁の友人がいる。出会いは土地の人の紹介だった。ミシッシッピ州のレイクという人口三千人の町で、ホテルに滞在しているとき、「近くに日本人女性が住んでるよ。」と声を掛けられたのがはじまりだった。彼女たちは、日本人会にも戦争花嫁の会にも入ることなく、家族と友人と共にその土地に生きている。戦後夫婦二人で力を合わせて家庭の基盤を築いた話は、戦後復興のために頑張った日本人と同じであった。たまたま出会った日本人に日本料理を沢山作ってもてなしてくれた彼女たち。お礼を言う私に「私たちもあなたとひとときを楽しんでる。それだけのことよ。」とこともなげに言う。頼る親戚も友人も無く、ましてや夜逃げして帰る家もなく、自分が選んだ人生を精一杯生き抜いてきたあとの爽やかな重みのある言葉だった。彼女たちは自分たちが希有な人生を歩んだとも、その貴重な足跡が研究の対象になっているとも考えていない。安富先生の研究は彼女らに光をあてるものである。(ノーマ・ジーン・榑松仁子記)
(By Norma Jean, AmeCom Task Group)