Saitama University Department of Liberal Arts Program in Cultural Anthropology

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専任指導教官のご紹介 

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(各教官の公式プロフィールおよび担当講義がご覧になれます)

 

埼玉大学文化人類学コースに所属する、個性溢れる頼もしい先生方をご紹介します。

研究でつまずくことは誰にでもありますが、事前に会う約束さえすれば、先生方はどんな問題にも快く真剣に答えてくれます。

授業や入学で選択を迷っている方は、先生に許可をもらって、授業・ゼミの雰囲気を覗きに来るのもいいかもしれません。

 

  ・安部先生 (文化・社会人類学)

  ・加藤先生 (考古・文化人類学)

  ・三浦先生 (社会・文化人類学)

  ・井口先生 (考古・文化人類学)

 

(写真)◆安部 年晴  (あべ としはる)

埼玉大学の文化人類学コースの顔であり、大将です。

人類学界を知る人に「埼玉大学の人類学」といえば、すぐに「ああ、阿部先生のいるとこですね」という答えが返ってくるほどの有名人です。

数々の伝説をお持ちですが、それがどんな伝説なのかは・・・ヒミツです。

 

・研究分野テーマ

  アフリカ民族誌、文化理論、宗教研究、神話研究、医療研究、文明論、

  性、呪術、タブー

・研究地域

  アフリカ

・調査地

  ガーナ共和国北部(カッセーナ人)、ケニア共和国西部(ルオ人)

・主要論文

  『アフリカの創世神話』紀伊国屋書店、1965(1981、1994).

  『アフリカ人の生活と伝統』三省堂、1982.

  「未開と文明」再考」『比較文明』第1号、1985.

  「都市と妖術」『比較文明』第5号、1990.

  「アイデンティティ・秩序・外部性−ケニア・ルオにおける憑依と妖術」 
  『講座  文化人類学3』岩波書店、1997.

・連絡先

安部研究室直通: 048-858-3049(留守電・FAX)

e-mail:       tsabe@post.saitama-u.ac.jp

 

 

(写真)◆加藤 泰健 (かとう たいけん)

いつもダンディーな加藤先生は、由緒と実績のある日本アンデス研究チームのリーダー的存在です。

その研究は内外から高い評価を受けており、全国から加藤先生を慕って学生が集まってきます。

授業やゼミでの、深い洞察に基づく、穏やかな態度から繰り出される鋭いツッコミが密かに学生に恐れられている・・・かも。

 

・研究分野・テーマ

人類文化史、先史考古学、物質文化論、開発問題、社会の進化、

文化の形成、都市、神殿、文字と図像

・研究地域

中南米、アンデス、マヤ

・調査地

ペルー共和国北部山地、アンカシュ、カハマルカ地方

(ラ・パンパ遺跡、ワカロマ遺跡、ライソン遺跡、セロ・ブランコ遺跡、クントゥル・ワシ遺跡)

・主要論文

『ジャガーの足跡』(共著)東海大学出版会、1992.

『世界を掘る』(共著)学生社、1993.

「アンデス形成期の祭祀建築」『民族芸術』第9号、1993.

「永遠の物と壊れる物」『講座文化人類学3』岩波書店、1997.

『文明の想像力−古代アンデスの神殿と社会』(共編著)角川書店、1998.

『クントゥル・ワシ遺跡の発掘調査』(編著)埼玉大学、1999.

・連絡先

加藤研究室直通: 048-858-3050(留守電・FAX)

副学長室:      048-858-3921

e-mail:       ktkato@post.saitama-u.ac.jp

 

 

(写真)◆三浦 敦 (みうら あつし)

人類学者としては珍しい、ヨーロッパ地域の研究者です。

とても面倒見の良い先生で、よく実験室(学生の溜まり場)にも顔を出されるため、普段は兄貴分のような親近感を抱きます。

が、授業では幅広い見地から山のように知識が繰り出され、ゼミでは嵐のようなツッコミが飛んでくるので、加藤先生と同様、学生から恐れられている・・・かも。

 

・研究分野・テーマ

権力過程、経済活動、農業経営、言語過程、開発、環境問題、民衆キリスト教

・研究地域

日本、西ヨーロッパ、東南アジア

・調査地

青森県下北半島、フランス共和国フランシュ・コンテ地方、フィリピン

・主要論文

「交換・企業家・社会変化−日本村落社会の過程論的分析の試み」『民族学研究』第55巻第2号、1990.

「フランス・ジュラ山脈−農民たちのユートピア」『季刊民族学』第66巻、 1993.

「夏の夜のシャトー・シャロン」『民族学研究』第60巻第3号、1995.

「近代ヨーロッパにおける農村開発と社会科学の形成」 『岩波講座開発と文化2:歴史のなかの開発』 岩波書店、1997.

「パパ・マクシムの葬儀」『民族学研究』第62巻第3号、1997.

「開発の社会評価法の理論的枠組みの素描」内山田康編著『文化と開発』FASID、1998.

・連絡先

三浦研究室:        048-858-3078

E-mail:           ccc@post.saitama-u.ac.jp

 

(写真)◆井口 欣也 (いのくち きんや)

加藤先生と同じ、アンデスチームに所属する井口先生は、いつも穏やかな先生です。

学問に対するスタンスは加藤・三浦先生と同様にハードですが、優しい口調で学生を指導してくれます。

先生方が集まったときには、どちらかというとフォロー的立場に立つことが多いかも。とても若い先生です。

 

・研究分野テーマ

先史考古学、文明の形成過程、物質文化、神殿と社会、図像、文化変容、文化財と開発

・研究地域

中南米、アンデス

・調査地

ペルー共和国北部山地、カハマルカ地方 (クントゥル・ワシ遺跡)

・主要論文

「チャビン問題再考:中央アンデス地域形成期研究の新たな展開にむけて」『リトルワールド研究報告』第13巻、1996.

「神殿・文明・社会:中央アンデス地域形成期の神殿からみた文明の形成過程と社会の展開について」

『ラテンアメリカ研究年報』第17,1997.

「コンドルの館」加藤泰建、関雄二(編著)『文明の創造力?古代アンデスの神殿と社会』角川書店(共著)、1998

「神殿から国家へ:中央アンデス地帯形成期社会における神殿と社会の展開について」大貫良夫・木村秀雄(編著)『文化人類学の展開:南アメリカのフィールドから』 北樹出版、1998

「神殿と図像:中央アンデス地帯形成期のクントゥル・ワシ神殿における図像表現の変容プロセス」

『国立民族学博物館研究報告』第25巻3号、2001.

・連絡先

井口研究室     048-858-3595 (TEL & FAX)

E-mail        inokuchi@post.saitama-u.ac.jp