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山本 充 (やまもと・みつる) yamam@mail.saitama-u.ac.jp 1960年富山県砺波平野生まれ |
担当授業 |
<教養学部> |
専門分野 |
人文地理学、農業・農村地理学、ヨーロッパ地誌 |
所属学会 |
研究テーマと対象地域 |
業績 |
(1)多就業農業Pluriactivityの存立形態とその農村コミュニティ維持機能に関する研究 農家世帯において農業に農外就業を組み合わせる多就業農 業を、様々な地域において農村コミュニティが持続的に維持される基盤とみなし、ヨーロッパや日本におけるフィールドワークによって、多就業農業の存立して いる形態の多様性と変化、ならびにその意義を明らかにしようとしている。
(2)農村人口変動とルーラル・ジェントリフィケーションに関する研究 今日の農村においては、就業の変化のみならず、都市から農村地域への移住が進むことで、農村における人口の量的・質的変化が生じている。こうした変化を把握するとともに、そうした変化が農村地域の景観や、社会・経済・行政面に与える影響を評価することを試みている。
(3)地理学研究・教育における地理情報システムの導入と地理空間概念の整理に関する研究 自らの研究に地理情報システムを利用するとともに、教育の場においてその有効な活用方法と教授方法について検討している。さらには、様々な地理情報システムにおける用語と既存の地理学における用語との関連性の把握・概念整理、そして、それらと、現実世界における地理空間の把握との対照に関心をもっている。
(4)さいたま市におけるプロ・サッカーチームの支持と地域的意義に関する研究 さいたま市を本拠地とする浦和レッズと大宮アルティージャを取り上げ、地域に根 ざした活動をうたうJリーグ・サッカーチームが、実際に地域にどう受け入れられているのか?どのような住民層によって支持され、それがまたどのような地域 的な偏りを有しているのか?また、サッカーの試合観戦後に試合観戦者はどのように行動し、どのような効果を街に与えるのか?検討している(サッカー観戦者調査)。 (5)モンゴル・ウランバートル市ゲル地区における野菜づくりを通した住環境の改善 モンゴル・ウランバートル市都心周辺においては、地方からの遊牧民が流入して形成されたゲル地区が広がっている。上下水道、道路など社会基盤が整備されていないこの地区において、地元の学校、行政、大学とともに、住民らに野菜作りのノウハウを提供し、野菜作りを通して、食生活の改善、地域の緑化、販売を通しての収入増を図っている。(プロジェクト・ホームページ)。
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業績 |
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*フィールドノートの片隅 |
再びモンゴルへ行ってきました。モンゴル行より(3) |