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基本データ
社会心理学実習
(平成15年度以前の入学者には、「行動研究法T」)

標準履修年次:2年次
2単位
前期、月曜、1・2〜3・4
 コンセプト
社会心理学のための研究法入門
次を目標とする。
・社会心理学の経験的な研究法の理屈と実際を学ぶ
・仮説導出の感覚を養う
・データを実際に扱う感覚を養う
行動科学・社会科学の諸領域の研究法は見かけ以上に類似しているので、この授業で学ぶ事項は行動科学、社会科学の広い範囲で適用可能と思う。
 内容
次のスケジュールに従って授業を進める。
1.ガイダンス(4/17):授業の説明、および受講者が準備することに対する指示
2.実験の方法(4/24, 5/1, 5/8, 5/15):実験に関する講義とともに、パソコンを用いて実際の実験状況を体験する。社会的認知、実験ゲームなどの領域での実験を実際に試す。
3.心理測定(5/22, 5/29, 6/5):心理測定に関する理論の講義と平行して、よく用いる心理測定を体験し、データの扱いについて実習する。
4.データから結論を導く(6/12, 6/19, 6/26):この授業で測定したデータ、ないし既存の実験ないし調査データを用い、基礎統計量の算出、統計的検定をエクセルを用いて試行する。
5.実験装置を作る(7/3, 7/10, 7/17, 7/24):パソコンを用いた実験装置の作成、インターネットを介したゲーム作成を試す。
 注意事項
実習であるから受講者は課題に応じて作業を行う。必要な知識については実習と平行して講義する。
参考書
末永俊郎(編) 『社会心理学研究入門』 東京大学出版会
南風原朝和 (2002) 『心理統計学の基礎』 有斐閣
授業では1つの作業を行うごとにレポートを提出する。成績は提出したレポートの評価点の合計による。
「データ解析実習(統計解析T)、月、1・2〜3・4、後期、高木)」と一緒に履修するとよい。社会心理学を専攻したい者は必ず履修しておくこと。