マイノリティ問題研究会

埼玉大学教養学部  福岡安則

Tel/Fax: 048-858-3070

E-mail: fukuoka@mail.saitama-u.ac.jp

ML: minority-ken@egroups.co.jp

 

 マイノリティ問題研究会は,いまでも,やっています。次回は,20091122日(日)です。その次は,20091213日(日)です。

 ただし,200812月末をもって「学士会分館」が閉館となったため,いまでは,「西片会館」(東京都文京区西片1512)を会場にしています。

 月1回のペースは,変わらず。通常,日曜日の午後1時〜430分の時間帯でやっています。

 みなさま,どうぞ,お気楽にご参加ください。

 

【「西片会館」への行き方】

 地下鉄「丸の内線」の「本郷三丁目」下車。三丁目の交差点の交番のおまわりさんに聞くなりして,「赤門」を通りすぎて,「東大の正門」へ。

 「正門」のところで,左に道を入ります。曲がり角にあるのは「井上書店」と「万定の看板」です。

 少し行くと,中小あわせて「六叉路」にでます。右から2つめの道を選びます。その角には「本郷消防団地域活動センター」という名前の小さな建物があります。この道を少し行くと,陸橋「清水橋」にでます。「清水橋」を渡れれば,道は間違っていません。

 あとは,ゆるやかな上り坂をのぼっていくと,「西片公園/阿部公園」にぶつかります。左手のほうに,「西片会館」はあります。

 このルートを通しで歩いてみたところ,そんなに遠かった印象はありませんが,10分以上はかかったと思います。

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 次回の研究会は次のとおりです。

【日時】20051018日(火)午後5時〜9

【場所】東京大学本郷構内,赤門脇の「学士会分館」(地下鉄「本郷三丁目」下車,電話03-3814-5541

 

20051018日研究会の予定】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,部落問題にかんする聞き取りの事例を報告してくれます。

 もうひとつは,金香月さんが,在日コリアン女性からの聞き取りの事例を報告してくれます。

 

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2005920日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,濱田美緒さんが,「『在日コリアン』のエスニシティの形成過程に関する一考察――神奈川県川崎市K教会の事例から」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,黒坂愛衣さんが,部落差別問題にかんする聞き取りの事例を報告してくれました。

出席者:濱田美緒,黒坂愛衣,福岡安則,金香月,高野 静〔以上5名〕

 

2005726日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,40歳代の部落出身女性からの聞き取り事例を報告してくれました。

 いまひとつは,福岡安則が,関東在住の70歳代のアイヌ女性からの聞き取りの記録を報告しました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,五十嵐洋己(ハワイ大学大学院生),金香月,マヤ・フォン=ハイデン,濱田美緒(東京大学大学院生)〔台風7号直撃のなか,以上6名の参加でした〕

 

2005621日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,部落問題にかんする聞き取りの事例を報告してくれました。

 いまひとつは,福岡安則が,千葉県人権啓発センター機関誌『スティグマ』掲載予定の,講演記録「《多様性》《非対称性》《当事者性》」を報告しました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,マヤ・フォン=ハイデン,金範洙〔以上4名〕

 

2005524日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,呉泰成さんが,「韓国における非正規滞在外国人と朝鮮族」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,呉泰成,マヤ・フォン=ハイデン,金香月,トム・ギル,黒坂愛衣〔以上6名〕

 

2005426日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,金香月さんが,「民族性に潜むジェンダー問題――在日コリアン若者世代の聞き取りから」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,黒坂愛衣さんが,部落外から部落に嫁いだ女性の語りを紹介してくれました。

出席者:黒坂愛衣,エリック・ハン,呉泰成(一橋大学院生,韓国からの留学生),福岡安則,金香月,韓東賢,マヤ・フォン=ハイデン,トム・ギル,橋本みゆき〔以上9名〕

 

2005323日研究会の内容と出席者】

 黒坂愛衣さんが,「《押し付けられる部落》vs.《引き受ける部落》――『部落』をめぐるアイデンティティの再構築」と「くりかえす歴史を眼前にして――ある部落の若い母親の聞き取りから」という,2本の報告をしました。

出席者:金福漢,福岡安則,黒坂愛衣,マヤ・フォン=ハイデン〔以上4名〕

 

2005222日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,橋本みゆきさんが,「若い世代の在日韓国・朝鮮人の配偶者選択過程における『民族』条件」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,報告予定者の黒坂愛衣さんが都合がつかなくなりましたので,急遽,福岡安則が,2005131日の東京地裁での「ハンセン病医療過誤訴訟の判決」について,その内容とハンセン病問題をめぐる現状について,報告させていただきました。

出席者:橋本みゆき,横田麻衣(立教大学学生),福岡安則,石田 雄,金範洙,金香月,トム・ギル〔以上7名〕

 

2005125日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,Eric Han さんが,「地域と国家――横浜中華街における共同意識の歴史的変遷」と題して,報告してくれました。

 もうひとつは,黒坂愛衣さんが,《同和教育の不在がもたらすもの》をめぐって,聞き取りの事例をもとに,報告してくれました。

出席者:佐々木てる,金福漢,黒坂愛衣,福岡安則,エリック・ハン,トム・ギル,石田 雄,金範洙,マヤ・フォン=ハイデン,藤崎麻里〔以上10名〕

 

20041214日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,金範洙(Kim BumSoo)さんが,“From Ethnicity to Class: Social Stratification of Resident Koreans in Contemporary Japan” という報告をしてくれました。

 もうひとつは,黒坂愛衣さんが,《偏見差別の対象とされるということ》をめぐって,聞き取りの事例をもとに,報告してくれました。

出席者:黒坂愛衣,藤崎麻里,福岡安則,金香月,Eric Han,石田 雄,Maya von Heiden,金範洙,橋本みゆき中村かれん〔以上10名〕

 

20041116日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,中村かれんさんが,「日米障害者問題の構造変化と拡大(The Expansion of Disabilities in Japan and the United America)」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,黒坂愛衣さんが,「『語られない』ことで生じる困難――部落に『嫁いだ』女性の語りから」と題して報告してくれました。

出席者:金範洙(シカゴ大学 PhD Candidate),マヤ・フォン=ハイデン(Maya von Heiden,ベルリン自由大学),福岡安則,中村かれん,黒坂愛衣,石田 雄,金香月,東谷幸政,澁谷智子〔以上9名〕

 

20041012日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,「隠して生きるということ――ある生活史聞き取りから」という報告をしてくれました。

 もうひとつは,福岡安則が,黒坂愛衣さんの報告に関連する報告をしました。

出席者:中村かれん,福岡安則,黒坂愛衣〔以上3名〕

 

200497日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,聞き取り資料をもとに,「同和教育」の意義と必要性を論じるかたちで,「『同和教育』は死ぬまでやっていくもの」という報告をしてくれました。

 もうひとつは,酒井千絵さんが,「グローバライゼーションのなかでのライフコース構築(仮)――香港を初めとするアジア地域への日本人移住を事例として」という報告をしてくれました。

出席者:黒坂愛衣,金福漢,福岡安則,石田 雄,酒井千絵〔以上5名〕

 

2004720日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,金福漢さん(埼玉大学大学院)が,「ハンセン病療養所における在日韓国・朝鮮人の生活史とその実態――無花果・私の人生」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,福来寛さん(カリフォルニア大学サンタクルーズ校社会学教授)が,「アメリカでの人種差別,人種のアイデンティティの構築」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,金香月,文玉杓(ムン・オクピョ,韓国精神文化研究院教授),Christian Joon Park,金福漢,福来 寛,高野 静,橋本陽子,阿部佳子〔以上9名〕

 

2004622日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,澁谷智子さんが,「声の規範――『聞こえない人の声』を通して見る聴文化」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,加藤朋子さんが,「精神の病の体験――ライフストーリーの聞き取りから」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,澁谷智子(東京大学大学院),加藤朋子,武田久美子,東谷幸政,金香月,橋本陽子,斎藤嘉孝,阿部佳子〔以上9名〕

 

2004525日研究会の内容と出席者】

 黒坂愛衣さんが,「『お気楽』感覚vs.当事者感覚――多磨全生園を訪れてのフィールドノート」と「入所者すべての社会復帰と『人間回復』をめざして――平野昭さんの講演記録」を報告してくれました。

出席者:黒坂愛衣,福岡安則,石田 雄,柳蓮淑,トム・ギル,橋本陽子〔以上6名〕

 

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2004427日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,柳蓮淑さんが,「ニューカマー韓国女性の離韓における『文化・社会的要因』――首都圏在住女性の事例を中心に」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,橋本陽子さんが,「『逸脱の医療化』――明治期から大正期における『不良少年』の定義を事例として」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,金香月(埼玉大学大学院生),東谷幸政,橋本陽子,柳蓮淑,橋本みゆき,石田 雄〔以上7名〕

 

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2004323日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,橋本みゆきさん(立教大学大学院)が,「植民地期朝鮮の結婚における『民族』――大衆雑誌の結婚言説を手がかりに」という報告をしてくれました。

 もうひとつは,斎藤嘉孝さんが,「親子参加型のマイノリティ向けプログラム――教育格差の是正に向けて」と題する報告をしてくれました。

出席者:福岡安則,金福漢(埼玉大学大学院生),トム・ギル,橋本みゆき,橋本陽子,斎藤嘉孝,佐々木てる〔以上7名〕

 

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2004224日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,トム・ギルさんの発題によるフリー・ディスカッションをやりました。@<Living on the Edge>(仮題)という英語の論文集の企画をめぐって。A「寄せ場」を「ケガレた場所」として概念化可能かという論点をめぐって。

 もうひとつは,福岡安則が,被差別部落での聞き取りの事例を報告しました。

出席者:福岡安則,トム・ギル,石田 雄,武田久美子〔以上4名〕

 

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2004123日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒川みどりさんが,「人種主義と部落差別」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,斎藤嘉孝さんが,「誰が問題を語るべきか――マスメディアか,教育機関か,近親者か」と題して報告してくれました。

出席者:黒川みどり,福岡安則,高野 静,大高俊一郎,斎藤嘉孝〔以上5名〕

 

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20031222日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,大高俊一郎さんが「地方融和団体と被差別部落民衆――192030年代の神奈川県青和会の活動から」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,福岡安則が,被差別部落での聞き取り「父への思いを親として子に伝える」を報告しました。

出席者:福岡安則,武田久美子,斎藤嘉孝(ペンシルバニア州立大学で社会学博士号を取得),黒川みどり,大高俊一郎〔以上5名〕

 

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20031125日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,柳蓮淑さんが,「ニューカマー韓国人女性における渡日という選択と定住の背景――『文化的避難』という視点からの検討」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,阿部佳子さんが,「長野の部落差別問題」について報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,金香月,柳蓮淑,阿部佳子,黒川みどり(静岡大学),吉岡邦子〔以上7名〕

 

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20031014日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,「『被差別の現実の対象化』をめぐって――佐藤裕への『再-批判』ふたたび」を報告してくれました。

 もうひとつは,福岡安則が用意していましたが,たまには早く終わろうということで,報告は取りやめました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,石田 雄〔以上3名〕

 

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2003930日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,櫻本陽一さんが,「グローバルに展開する社会運動の可能性――ブルデューの政治的思考の目指すもの」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,風間孝さんが,「現代日本の同性愛嫌悪と社会運動――エイズと府中青年の家裁判の事例から」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,佐々木てる,金井浦男,石田 雄,風間 孝(東京大学大学院),櫻本陽一,田中太一,荒川敏彦,佐々木朗子,黒坂愛衣〔以上10名〕

 

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2003729日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,ジョー・ハンキンズくん(シカゴ大学大学院生)が,「部落民についての研究を論じる」と題して,日本語で報告してくれました。

 もうひとつは,中村明美さん(ハワイ大学大学院生)が,「指紋押捺拒否運動の発生,発展,成功要因の分析」と題して,これまた日本語で報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,中村明美,ジョー・ハンキンズ,シャロン・ユン(ダートマス大学学生),高野 静,角田亜紀子(東京大学職員),朴淳夏(パク・スナ,朝鮮大学校卒),櫻本陽一〔以上9名〕

 

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2003624日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,福岡安則が,「『聞き取り vs. フィールドノート』=『写真 vs. 絵画』」と題して報告しました。

 もうひとつは,酒井千絵さんが,「『国際的なライフスタイル』という物語――海外で働く当事者における物語の受容と対抗」と題して報告してくれました。

出席者:阿部佳子,福岡安則,中村明美,石田 雄,酒井千絵〔以上5名〕

 

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2003520日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,森田良成さん(大阪大学大学院)が,「ホームレスの人生の物語――いかに語るか,いかに記述するか」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,大高俊一郎さん(一橋大学大学院)が,「1920年代の融和運動と地域の部落問題――神奈川県青和会の活動を手がかりに」と題して報告してくれました。

 

出席者:福岡安則,森田良成,佐々木てる,ジョー・ハンキンス,櫻本陽一,田中太一(和光大学院生),大高俊一郎,石田 雄,清水克修,阿部佳子(一橋大学学生),柏崎千佳子〔以上11名〕

 

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2003415日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,清水克修(しみず・かつのぶ)さん(オックスフォードブルックス大学大学院)が,「不登校問題が投げかけること――事例検証を中心に」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,トム・ギルさんが,「シェルター文化の誕生――ホームレス自立支援法元年」と題して報告をしてくれました。

出席者:清水克修,福岡安則,ジョー・ハンキンス,武田久美子,李ヨンギョン,李垠京(イ・ウンギョン,立教大学大学院),石田 雄,高野 静(埼玉大学大学院),吉岡邦子,トム・ギル(明治学院大学),柏崎千佳子,藤崎麻里(一橋大学大学院)〔以上12名〕

【お知らせ】

 黒坂愛衣さんが,新設された,埼玉大学の博士課程に合格しました。

 

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2003318日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,酒井千絵さんが,「『香港就職ブーム』から10――香港の日本人移住者の事例から見る現代日本における『新しい移民』」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,吉岡邦子さんが,「ニューカマー韓国人アカスリ女性の労働に関する考察――東京サウナをケースとして」と題して報告してくれました。

出席者:吉岡邦子,福岡安則,崔明淑,柳柿奈,高野静(筑波大学学生),酒井千絵,石田 雄,柳蓮淑,櫻本陽一〔以上9名〕

(なお,トム・ギルさんが飲み屋には駆けつけてくれました。)

【お知らせ】

 南誠くんが,京都大学の博士課程に合格しました。

 大原あゆみさんが,一橋大学の博士課程に合格しました。

 

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2003217日研究会の内容と出席者】

 森川恭剛さんが,「ハンセン病隔離政策被害実態調査について」と題して報告してくださり,えんえんと議論しました。

出席者:森川恭剛(琉球大学),青山陽子,福岡安則,黒坂愛衣,大海玲子(埼玉大学学生),鄭栄桓,吉岡邦子(早稲田大学院生),石居人也(中央大学院生),藤崎麻里,金哲秀,崔明淑,柳柿奈,福井千緒,熊谷 史,石田 雄,大島 岳(東京学芸大学院生),桜井厚,酒井千絵,野辺陽子,加藤朋子,南 誠,宮原理恵〔以上22名〕

 

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2003121日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,黒坂愛衣さんが,「『部落』にたいする(差別)発言の記録――フィールドワークで出会った〈部落外〉」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,福岡安則が「石田雄先生との対話のために」と題して,フランク・アパム「社会的弱者の人権」(アンドルー・ゴードン編『歴史としての戦後日本』所収)批判と,「石田先生の考えへの疑問点」を報告し,議論しました。議論の結果は,石田先生と福岡とのあいだで相違点よりも考え方を共有しているほうが多い,という結果になったと思います。時間があれば,議論の中身を整理しておきたいと思っています。

出席者:佐々木てる,ジョー・ハンキンス,福岡安則,黒坂愛衣,柳柿奈(リュ・シネ,ロンドン大学大学院生),大原あゆみ,石田雄,荒川敏彦,橋本みゆき,柏崎千佳子,桜本陽一,青山陽子〔以上12名〕

【お知らせ】

 橋本みゆきさんが,2月から1年間,韓国に留学します。実り多い留学になることを祈っています。

 

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20021213日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,鄭栄桓(チョン・ヨンファン)くんが,「金斗鎔試論――在日朝鮮人運動における階級解消論を中心に」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,塩原良和さんが,「多文化主義理論と多文化的実践の再架橋にむけて――その『ブレイクスルー』としての在豪日系・日本人移民分析」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,佐々木てる,艶輝(東京外語大研究生,内モンゴルからの留学生),寺田貴美代(清和女子短大),鄭栄桓,韓東賢,塩原良和,青山陽子,金井浦男,加藤恵美,橋本みゆき〔以上11名〕

 

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20021119日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,福岡安則が,聞き取りの事例「『中国引揚者』の私は中国人――ある女子学生の聞き取りから」を報告しました。

 もうひとつは,野辺陽子さんが,「要保護児童と人口政策――解放後韓国の国際養子縁組を事例に」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,野辺陽子,石田雄,青山陽子,呉正憲,猪俣祐介,ジョゼフ・ハンキンス(シカゴ大学大学院生),南誠〔以上8名〕

 

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20021022日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,福田友子さんが,「国家による成員の選別過程――1990年入管法改定と『日系人』を事例として」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,橋本みゆきさんが,「娘の結婚――2人の在日韓国・朝鮮人母への聞き取りから」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,福田友子,橋本みゆき,崔賢英(チェ・ヒョンヨン,立教大学研究生,韓国からの留学生),李[日令]京(お名前の日ヘンに令の字がないので,カッコでくくらせていただきました。イ・リョンギョン,立教大学研究生,韓国からの留学生),鄭栄桓,柏崎千佳子,矢野 〔以上8名〕

 

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2002917日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,青山陽子さんが,「ハンセン病療養所における在園者の生活世界」と題して,「ハンセン病療養所への入所体験」「病との闘いと受容過程」「療養所内生活における社会的役割と転機」を報告してくれました。――このあとは,一気に博士論文を完成させるそうです。

 もうひとつは,加藤恵美さんが,「川崎市外国人施策の歴史と導出される課題」と題して報告してくれました。

出席者:藤崎麻里,福岡安則,加藤恵美,青山陽子,石田 雄,ジェフリー・ブロードベント,福田友子,矢野 泉,呉正憲,橋本みゆき,柏崎千佳子〔以上11名〕

【お知らせ】

 9月の研究会の参加者のみなさまには原稿のコピーをお配りしましたが,10月刊行予定の『環』11号(特集・歴史のなかの〈在日〉)(藤原書店)に,福岡安則の小文「帰属意識二重化の可能性――〈在日〉若い世代の聞き取りから」が載ります。お目にとまれば,幸いです。

 

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2002820日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,青山陽子さんが,「ハンセン病療養所における在園者の生活世界」と題して,「発病するまでの生い立ち」「発病してから入所するまでの過程」を報告してくれました。

 もうひとつは,福岡安則が,谷富夫編『民族関係における結合と分離』の書評原稿(『社会学評論』に掲載予定)と,事例報告「隠さずに生きる――在日韓国人学生の聞き取りから」(『埼玉大学紀要』に掲載予定)を報告しました。

出席者:青山陽子,藤崎麻里,鄭栄桓,呉正憲,福岡安則,加藤恵美(早稲田大学大学院),石田 雄,亘 明志,韓東賢,櫻本陽一〔以上10名〕

 

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2002716日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,青山陽子さんが,「ハンセン病がもたらした孤立と孤独――ハンセン病療養所で生きる在園者のライフヒストリー(2)」を報告してくれました。

 もうひとつは,水野孝昭さんが,「W杯にみる日韓の共感とナショナリズム」と題して報告してくれました。研究会には,在日朝鮮人,在日韓国人,韓国からの留学生も参加していて,賑やかなディスカッションとなりました。

出席者:鄭栄桓,福岡安則,崔明淑,呉正憲(在日同胞の生活を考える会),石田 雄,荒川敏彦,青山陽子,韓東賢,陳天璽,水野孝昭,Alexis Dudden (Connecticut College),山脇啓造,南淳恵〔以上13名〕

 

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2002618日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,橋本みゆきさんが,「在日韓国・朝鮮人女性の出産と『家父長制』の論理」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,福岡安則が,「売られたケンカは買いましょう――谷富夫編『民族関係における結合と分離』を読む」を報告しました。

出席者:橋本みゆき,井田麻子(埼玉大学学生),崔明淑,福岡安則,クリストファー・スコット(スタンフォード大学 Ph.D. Candidate),熊谷 史(立教大学大学院),青山陽子,林玲美〔以上8名〕

 

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2002521日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,マイケル・ストラウスさんが,「在日コリアンの市民運動変遷と82年体制」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,青山陽子さんが,「ハンセン病療養所で生きる在園者のライフヒストリー――人生の再構築に及ぼす病の受容過程」と題して報告してくれました。

出席者:マイケル・ストラウス,崔明淑(埼玉大学研究生),南 誠,福岡安則,大橋真貴子(アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター),ジョシュア・スピーゲルマン(アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター),鄭栄桓,荒川敏彦,青山陽子,櫻本陽一,トム・ギル,カシャ・ヴォイトコフスキー(Kasia Wojtkowski, お茶の水大学大学院),柏崎千佳子,林玲美,藤崎麻里〔以上15名〕

 

【お知らせ1

 Michael Strausz さんが「アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター」での勉強をおえられて,帰国することになりました。Seattle に来られるときには,連絡してください,歓迎します,とのことでした。彼のメールアドレスは,つぎのとおりです。strauszm@u.washington.edu

 

【お知らせ2

 石田雄先生が欠席され,みなさんが心配していましたので,電話してみました。微熱もとれ,リハビリ中で,次回からはぼちぼちと出席したい,とのことでした。

 

【お知らせ3

 2002319日の研究会で福岡安則が配布した資料「桜井厚『インタビューの社会学』と部落解放・人権研究所編『部落の21家族』をめぐって」と,2002423日の研究会で福岡安則が報告した資料「『虹のメタファー』をめぐって――陳天璽『華人ディアスポラ』を読んで」を,ホームページ上で見られるようにしました。URLは,それぞれつぎのとおりです。

http://www.kyy.saitama-u.ac.jp/~fukuoka/review1.html

http://www.kyy.saitama-u.ac.jp/~fukuoka/review2.html

 

【お知らせ4

 福岡安則が書いた「本の紹介『部落の21家族』」が,『部落解放』503号(20026月)の58ページに掲載されました。

 

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2002423日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,陳天璽さんの『華人ディアスポラ――華商のネットワークとアイデンティティ』(明石書店)をめぐって,福岡安則&佐々木てるさん×陳天璽さんで,コメント×リプライをやりました。

 もうひとつは,野辺陽子さんが,「養子縁組の社会史――近代化と『血』のイデオロギーの相克と共鳴」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,陳天璽,佐々木てる,野辺陽子,マイケル・ストラウス,渡邊晶子(東京大学大学院),矢野 泉,荒川敏彦,藤崎麻里,南 誠(早稲田大学大学院修士修了),柏崎千佳子,橋本みゆき,鄭栄桓,南淳恵,武田久美子〔以上15名〕

 

【お知らせ,その1

 桜井厚さんが,インタビューの方法について書いた『インタビューの社会学』だけでなく,ライフストーリーのインタビューによる作品である,桜井厚・岸衛編『屠場文化――語られなかった世界』(創土社,2001年)もぜひ読んでほしいとのことでした。254ページで,2,400円+税=2,520円ですが,著者割引の約7掛けの1,800円で,お頒けできるはずです。送料は負担していただかなくてはならないと思いますが,それでも,大学の生協などで1割引きで購入するよりも安くなります。購入される方は,桜井厚さんにメールで申し込んでください(sakurai@bun.L.chiba-u.ac.jp)。

【お知らせ,その2

 4月から,亘明志さんが長崎ウエスレヤン大学に再就職,櫻本陽一さんが和光大学に,李ヤンヤンさんが駒澤大学に就職となりました。

 

2002319日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,青山陽子さんが,「精神医療の自律過程――貧困と狂気の解決策としての精神医療」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,桜井厚さんの『インタビューの社会学』(せりか書房)をめぐる質疑応答をおこないました。

出席者:鄭栄桓,藤崎麻里(一橋大学学生),福岡安則,黒坂愛衣,武田久美子(青山学院大学大学院),亘 明志,荒川敏彦,桜井 厚,大原あゆみ,青山陽子,橋本みゆき,マイケル・ストラウス,佐々木てる,韓東賢,船橋純一郎(せりか書房編集長),矢野 泉,野辺陽子,橋本(鈴木)陽子,櫻本陽一,加藤朋子(埼玉県立大学),柏崎千佳子,酒井千絵〔以上22名〕

 

【お知らせ】

 陳天璽(CHEN Tien-Shi)さんの『華人ディアスポラ――華商のネットワークとアイデンティティ』(200112月,明石書店,350頁,6,300円+税)が出ました。筑波大学に提出し博士号を取得した学位論文をもとにしたものです。

 4月の研究会のときに,福岡安則と陳天璽さんとでコメント×リプライをやりたいと思っています。ほかにもこの本を読まれたかたが,議論に加わってくれるとうれしく思います。すこし高い本ですので,購入したい方は,陳天璽さんに連絡してください(Lara@bunjin.c.u-tokyo.ac.jp)。著者割引でわけてもらえるはずです。

 

2002220日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,佐々木てるさんが,「近代国家における国籍原理――『日本』における国籍の意味に関する考察」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,橋本みゆきさんが,「在日韓国・朝鮮人の配偶者選択におけるジェンダーと家族」と題して報告してくれました。

出席者:佐々木てる,福岡安則,黒坂愛衣,鄭栄桓,小山田守忠(慶応大学学生),青山陽子,橋本みゆき,石田雄,大原あゆみ,Michael Strausz,荒川敏彦,酒井千絵,陳天璽,野辺陽子,佐々木朗子〔以上15名〕

 

2002122日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,野邉陽子さんが,「あるボランティア団体をめぐる韓国人海外養子たちの言説」と題して,前回につづいて報告してくれました。

 いまひとつは,福岡安則が,「在日韓国人は恥ずかしくない”――ある女子学生の聞き取りから」と題する事例報告をおこないました。――なお,研究会に参加されなかった方で,福岡のこの報告をお読みになりたい方は,その旨ご連絡ください。添付ファイルでおおくりします。

出席者:福岡安則,Michael Strausz (University of Washington 大学院生),野邉陽子,鄭栄桓,石田 雄,福田友子,大原あゆみ,橋本みゆき,荒川敏彦,櫻本陽一〔以上10名〕

【お知らせ】

 桜井厚さんの新著が出ました。『インタビューの社会学――ライフストーリーの聞き方』(20021月,せりか書房,2800円+税)です。桜井さんは,自分の立場を「対話的構築主義」というふうに表明していますが,読んで,絶対に損をしない本です。

 なお,桜井さん(sakurai@bun.L.chiba-u.ac.jp)に連絡をとれば,著者割引で頒けてくれるはずです。

 

20011220日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,野邉陽子さんが,「母国訪問中の韓国国際養子の連帯――その生活世界を中心に」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,櫻本陽一さんが,「フランス知識人の歴史と現在――ドレフュス事件と199512月」と題して報告してくれました。この論稿は,三浦信孝編『普遍性か差異か――共和主義の臨界,フランス』(藤原書店,200112月刊)に収められています。

出席者:荒川敏彦,福岡安則,黒坂愛衣,鄭栄桓,野邉陽子,櫻本陽一,佐々木てる〔以上7名〕

 

20011120日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,柏崎千佳子さん,橋本みゆきさん,除阿貴さんが,「神奈川県外国籍住民実態調査の結果から」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,佐々木てるさんが,「日本国籍取得者の事例報告A:分析編」と題して報告してくれました。

出席者:佐々木てる,張慧純(チャン・ヘスン,朝鮮新報社),福岡安則,橋本みゆき,鄭栄桓(チョン・ヨンファン,明治学院大学学生),野邉陽子(筑波大学大学院修了),柏崎千佳子,徐阿貴,韓東賢,石田 雄,趙慶喜,櫻本陽一,鈴木陽子,青山陽子,大原あゆみ,坪田典子〔以上16名〕

 

20011016日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,佐々木てるさんが「出自を語れない在日韓国人二世・三世の『帰化』――『帰化』に関する事例報告@」を報告してくれました。

 いまひとつは,酒井千絵さんが,「香港における日本人の長期滞在」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,佐々木てる,玉川薛里佳,韓東賢(朝鮮新報社),荒川敏彦,石田 雄,櫻本陽一,大原あゆみ,柏崎千佳子,酒井千絵〔以上10名〕

 

2001918日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,坪田典子さんが「近代と民衆」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,トム・ギルさんが聞き役兼通訳となって,レイ・ヴェントゥーラ(Rey Ventura)さんから話を聞かせてもらいました。なお,ヴェントゥーラさんは,Underground in Japan (London: Jonathan Cape, 1992) と『ぼくはいつも隠れていた――フィリピン人学生不法就労記』(草思社,1993)の著者です。

出席者:佐々木てる,大原あゆみ,李ヤンヤン,黒坂愛衣,福岡安則,石田 雄,金井浦男,大高俊一郎,荒川敏彦,坪田典子,酒井千絵,柏崎千佳子,青山陽子,櫻本陽一,トム・ギル,レイ・ヴェントゥーラ〔以上16名〕

【お知らせ】

 石田雄先生の新しい論文集『権力状況の中の人間――平和・記憶・民主主義』が,影書房から出ました。四六判334ページで,3,500+税です。

 

2001717日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,趙慶喜さんが,「『文化政治』と植民地近代――1920年代朝鮮」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,酒井千絵さんが,「現代日本における新しいジェンダー関係」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,荒川敏彦,金井浦男,大原あゆみ,趙慶喜,石田 雄,柏崎千佳子,猪股祐介,遠藤正敬(早稲田大学大学院),鈴木陽子,酒井千絵,青山陽子,櫻本陽一〔以上14名〕

 

2001619日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,橋本みゆきさんが,「在日韓国・朝鮮人の結婚市場に関する一考察」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,玉川薛里佳さんが,「科学的客観性?――交錯する調査する側・される側の論理」の続編を報告してくれました。

出席者:福岡安則,玉川薛里佳,佐々木てる,黒坂愛衣,橋本みゆき,石田 雄,荒川敏彦,寺田さほり,櫻本陽一,亘 明志,坪田典子〔以上11名〕

 

2001515日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,佐々木てるさんが,「在日韓国人と『帰化』――『日本人』として生きる韓国系日本人の青年世代」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,玉川薛里佳さんが,「科学的客観性?――交錯する調査する側・される側の論理」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,佐々木てる,荒川敏彦,アニア・シヴィツキ(モナシュ大学から埼玉大学への交換留学生),大原あゆみ,寺田さほり,猪股祐介,松井智子(東大大学院),玉川薛里佳,高井葉子(城西国際大学),亘 明志,石田 雄,櫻本陽一,鈴木陽子,矢野 泉,柏崎千佳子,佐々木朗子(川崎市役所),田辺優子,橋本みゆき〔以上20名〕

【お知らせ】

 トム・ギルさんの本,Men of Uncertainty: The Social Organization of Day Laborers in Contemporary Japan (State University of New York, 2001) が出ました。詳しくは,トム・ギルさんにお尋ねください。tpgill@iss.u-tokyo.ac.jp

 

2001424日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,大高俊一郎さん(一橋大学大学院)が,「地方融和団体と『大正デモクラシー』――神奈川県青和会における『内部自覚運動』への転換を中心に」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,猪股祐介さん(東京大学大学院)が,「『満洲』という社会的リアリティ――岐阜県郡上村開拓団の実証的研究」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,猪股祐介,佐々木てる,寺田さほり(国際基督教大学大学院),坪田典子,大高俊一郎,大原あゆみ,石田 雄,荒川敏彦,櫻本陽一,久井英輔,加藤真由美,曹慶鎬,トム・ギル〔以上14名〕

 

2001319日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,佐々木てるさんが,「戦後日本の『帰化』制度の意味――在日朝鮮人への『同化政策』と権利付与」「帰化問題の射程――日本国籍取得者への調査目的とその結果」という2つのレポートをしてくれました。

 もうひとつは,福岡安則が,「在日華僑二世として――ニューカマー二世の聞き取りから」と題して,聞き取り事例の報告をしました。(朝日新聞社の水野孝昭さんが急遽所用がはいったため,予定を変更したものです。)

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,佐々木てる,朴白順,大原あゆみ,石田 雄,櫻本陽一,金井浦男,亘 明志,玉川薛里佳,矢野 泉,曹慶鎬,李軍,坪田典子,竹内弥生,荒川敏彦,橋本みゆき〔以上17名〕

 

2001220日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,大原あゆみさんが,「アルコール依存からの回復――Alcoholics Anonymous における相互行為と自己の再構成」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,荒川敏彦さんが,「マックス・ヴェーバーにおける『殻』概念の両義性──『鉄の檻』論争の陥穽」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,佐々木てる(筑波大学大学院),竹内弥生,曹慶鎬,亘 明志,大原あゆみ,大高俊一郎,金井浦男,鈴木陽子,石田 雄,加藤真由美,坪田典子,李軍,櫻本陽一,田辺優子(野宿者人権資料センター),荒川敏彦〔以上17名〕

【お知らせ】

 情況出版から『ブルデューを読む』(2,600円)がでました。この本の出版では,櫻本陽一さんが,ずいぶんお骨折りなさったと聞いています。

 

2001123日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,櫻本陽一さんが,『現代思想』2月号に掲載予定の,「〈近代化〉を問う視座――初期ブルデュー・アルジェリア研究に関するノート」を報告してくれました。

 いまひとつは,鈴木陽子さんが,「90年前の職業紹介事業奨励の舞台裏――『浮浪者』と『強制労役法』をめぐる2つの議論」題して報告してくれました。

出席者:曹慶鎬,福岡安則,黒坂愛衣,大原あゆみ,荒川敏彦,坪田典子(東京都立大学大学院),櫻本陽一,石田 雄,青山陽子,大高俊一郎,松本悦子,酒井千絵(東京大学大学院),鈴木陽子,山本薫子,金子 聡〔以上15名〕

 

20001221日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,塩原良和さんが,「エスニック・マイノリティ芸術の表象と公定ナショナリズム――オーストラリアにおけるNESB移民・先住民族芸術政策言説を事例に」と題して,報告してくれました。

 もうひとつは,リ・ヤンヤンさんが,「NPOセクターへの視座――『調整の原理』をめぐる理論構築の可能性を中心に」と題して,報告してくれました。

出席者:福岡安則,金井浦男,石田 雄,リ・ヤンヤン,塩原良和,青山陽子,櫻本陽一,柏崎千佳子,水野孝昭,鈴木陽子,北中淳子,金子 聡〔以上12名〕

【お知らせ】

 アリゾナ大学から博士論文のためのリサーチに来ていた金久美さんが,アメリカに戻られました。1219日に埼玉大学国際交流会館で開かれた送別会には,マイノリティ問題研究会からも,櫻本陽一さん,趙慶喜さん,橋本みゆきさん,金井浦男さんの4人にお出でいただき,総勢34名で楽しいひとときを過ごせました。また,金哲秀さんには,大量のキムチとチャンジャを提供していただきました。みなさん,どうもありがとうございました。

 

20001121日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,李軍さんが,一橋大学に提出した修士論文のエッセンスをもとに,「戦後日本の『道徳教育』と立憲主義」と題して報告してくれました。

 もうひとつは,山脇啓造さんと柏崎千佳子さんが,明治大学社会科学研究所の「ディスカッション・ペーパー・シリーズ」に(もうひとりの共著者,近藤敦さんと)発表した論考,「移民国家日本の条件」を報告してくれました。

出席者:福岡安則,李 軍,荒川敏彦,大原あゆみ,金久美,黒坂愛衣,福田友子,石田 雄,青山陽子,竹内弥生(埼玉大学学生),リ・ヤンヤン,金崎貴子,宮原理恵,柏崎千佳子,矢野 泉,山脇啓造,金井浦男〔以上17名〕

 

20001024日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,金久美さん(アリゾナ大学Ph.D. Candidate)が,"Koreans Born in Japan as Critical Social Participants in Japanese Educational Settings" と題して報告してくれました。

 もうひとつは,松本悦子さん(立教大学大学院)が,「日本社会におけるコミュニティ放送の限界と可能性――メディアのグローバル化と国民国家の変容の相関から――」と題して報告してくれました。

出席者:金久美,荒川敏彦,福岡安則,金井浦男(都立高校教諭),大原あゆみ,松本悦子,築山祐子,矢野 泉,金子 聡,石田 雄,青山陽子,東谷幸政,李 軍,山脇啓造,エリス・フォックスワース,柏崎千佳子,宮原理恵〔以上17名〕

 

2000926日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,北中淳子さんが,「精神医学研究の系譜と医療化分析の新たな枠組みに向けて」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,橋本みゆきさんが,「自営焼肉店にみる在日韓国・朝鮮人の社会/経済/エスニック関係」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,福井千緒,荒川敏彦,北中淳子,青山陽子,金久美,柏崎千佳子,石田 雄,Li Yan-Yan,松本悦子,米岡秀明,水野孝昭,鈴木陽子,金子 聡,東谷幸政,橋本みゆき,櫻本陽一,宮原理恵〔以上18名〕

【お知らせ】

 櫻本陽一さんの訳で,ピエール・ブルデュー著『シリーズ〈社会批判〉 メディア批判』(藤原書店,1,800円+税)が出ました。

 

2000718日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,宮原理恵さんが,「『在韓日本人妻』の概要」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,鈴木陽子さんが,「明治末期の警視庁『浮浪者』収容所建設計画の思想的背景 (1)――犯罪防止のための浮浪者授産論の展開」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,石田 雄,金久美,東谷幸政,大原あゆみ,北中淳子(マッギル大学Ph.D. Candidate),片上平二郎(慶應大学大学院),久井英輔,宮原理恵,Li Yan-Yan,矢野 泉,鈴木陽子,青山陽子,荒川敏彦,金子 聡,大高俊一郎,櫻本陽一,鈴木民子(一橋大学大学院修士修了,看護婦),トム・ギル〔以上19名〕

【お知らせ】

 石田雄先生の新著がでました。『記憶と忘失の政治学――同化政策・戦争責任・集合的記憶』(明石書店,3,500円+税)です。

 

2000620日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,山本薫子さんが,「ニューカマー研究におけるエスニック別カテゴリーについて」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,Li Yan-Yan さんが,「中国におけるボランタリー・セクターの現状と課題に関する一考察」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,山本薫子,金久美(アリゾナ大学Ph.D. Candidate),久井英輔(東大大学院),櫻本陽一,Li Yan-Yan(東北大学で博士号取得),大原あゆみ,福田友子,李軍(一橋大学大学院),青山陽子,石田 雄,高媛(東大大学院),松本悦子,大高俊一郎,トム・ギル,宮原理恵,柏崎千佳子,鈴木陽子,荒川敏彦,山脇啓造,矢野 泉,橋本みゆき〔以上22名〕

 

2000516日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,竹ノ下弘久さんが,『教育展望』に掲載予定の「多文化共生教育に向けての課題」と題する報告をしてくれました。

 いまひとつは,櫻本陽一さんが,『アソシエ』第3号に発表予定の「歴史的形象としての知識人とその意味――ピエール・ブルデューの知識人論とそのコンテクスト」と題する報告をしてくれました。

出席者:福岡安則,大原あゆみ,橋本みゆき,松本悦子(立教大学大学院),青山陽子,黒坂愛衣,櫻本陽一,金子聡,石田 雄,竹ノ下弘久,徐阿貴,鈴木陽子,山本薫子,柏崎千佳子,岸田由美,山脇啓造,荒川敏彦〔以上17名〕

【お知らせ】

 林玲美さんが,5月に,いったんアメリカ合州国に引き上げて,博士論文の執筆に専念されるとのことです。なお,研究会終了後の「飲み会」の席上で,ヨンミさんが教えてくれたことですが,日本語をローマ字表記するときの長母音のついた文字は,文字の設定を Bookman Old Style として,「挿入」の「記号と特殊文字」を開くと拾うことができます。――日本の問題を英語で書くときには必要な知識です。

 

2000418日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,荒川敏彦さんが,「孤独化と排他性――ヴェーバー・テーゼへの乱入」と題して報告をしてくれました。

 いまひとつは,外川昌彦さんが,「バングラデシュのマイノリティー・ヒンドゥー問題――非宗教主義から宗教的多元主義への模索」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,黒坂愛衣,大原あゆみ,荒川敏彦,外川昌彦,青山陽子,石田 雄,宮原理恵,鈴木陽子,竹ノ下弘久,古賀万由里(慶應大学大学院),櫻本陽一,大高俊一郎,田村岳男(建築家),東谷幸政(福祉ショップわくわく),井畑敦子,曹慶鎬,加藤真由美,花岡晋平(東京都立大学大学院),柏崎千佳子,林玲美〔以上21名〕

【お知らせ】

 ましこ・ひでのりさんが,中京大学に就職が決まり,赴任されることになりました。

 

200037日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,大高俊一郎くんが「融和運動研究史の整理と研究の展望」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,大原あゆみさんが「アルコール依存からの回復の物語――AAにおける日米メンバーの語りの比較」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,大高俊一郎,大原あゆみ,米岡秀明,荒川敏彦,加藤真由美(埼玉大学大学院),梁讃佑,黒坂愛衣,金子聡(上智大学大学院),石田 雄,青山陽子,井畑敦子,鈴木陽子,柏崎千佳子,外川昌彦(日本学術振興会特別研究員),曹慶鎬,宮原理恵,滝田祥子,櫻本陽一〔以上19名〕

【お知らせ1】トム・ギルさんは,199910月から東京大学社会科学研究所の助教授をされていますが,仕事は,Social Science Japan Journal という英文の雑誌(半年刊)の編集だそうです。すぐれた日本研究の論文を寄せてほしいとのことです。連絡先は,e-mail: tpgill@iss.u-tokyo.ac.jp です。

 なお,これは福岡安則の独り言ですが,日本社会の問題についてすぐれた研究をしていながら,ちょっと英語に自信がないという人は,編集者としてのトム・ギル先生にではなく,一個人としてのトムに頼めば――もちろん,応分の謝礼が必要ですが――快く英訳を引き受けてくれると思います。英語の論文を発表するチャンスが目の前にあります!

【お知らせ2Dr. Sonia Ryang が編者となって,イギリスの Routledge から Koreans in Japan という論文集がまもなく出版されます。値段はかなり高かったようですが,柏崎千佳子さんも著者のひとりですので,柏崎さん(CKASHIWA@gol.com)に頼めば,おそらく著者割引でわけてくれるのではないかと思います。【これはムリだとわかりました。】

 

200028日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,橋本みゆきさんが,「階層研究と在日韓国・朝鮮人」と題して報告してくれました。

 いまひとつは,Dr. Tom Gill が,「死と寄せ場労働者」と題して報告してくれました。

出席者:福岡安則,林玲美,黒坂愛衣,西村 巌(ラトローブ大学大学院),宮原理恵,鈴木陽子,エリス・フックスワース,大原あゆみ,大高俊一郎(埼玉大学大学院),荒川敏彦,橋本みゆき,石田 雄,柏崎千佳子,トム・ギル,井畑敦子,フランセス・クライン,小林玲子,桜井 厚,曹慶鎬〔以上19名〕

【お知らせ1

 コガ・エウニセ・イシカワさんが,20004月から,鹿児島国際大学に勤めることになりました。就職,おめでとう。――たまには,この研究会にも顔を出してくれるのではないか,と期待しています。

【お知らせ2

 福岡の友人で,大阪の朝日放送勤務の王理恵さん(彼女は日本国籍の在日中国人です)から,以下のメールが届きましたので,みなさまにもお伝えします。

****************

From: Rie_Ooka@po.asahi.co.jp

Subject: 明けましておめでとうございます

 王@朝日放送です。大変ご無沙汰しております。

 在日韓国朝鮮人と日本人の間に生まれた「ダブル」の若者をテーマにした番組を今月放送致します。産休前の最後の作品になるかと思います。ほとんど自分で撮影したり,それなりに実験したつもりですが……。お時間ありましたら,ご覧ください。

 テレメンタリー2000「ダブル――在日韓国朝鮮人と日本人の間に生まれて」

 127日(木)午前955分から1025

 それでは,また,お会いする機会を楽しみにしております。

****************

 たぶん,東京では「テレビ朝日」で放映されるはずです。時間帯がこのままでいいのかは,各人お確かめください。ご覧になっての感想があれば,福岡安則の紹介でみたむねを添え書きのうえ,上記のメールアドレスに書き送ってあげてください。

 

2000118日研究会の内容と出席者】

1月研究会の内容と出席者】

 ひとつは,福岡安則が,「マルクス疎外論の論理構成――『経済学・哲学草稿』を読む」と題する報告をしました。近刊予定の『聞き取りの技法――社会学することへの招待』(創土社)の一章です。――“本文よりも注のほうがおもしろいなどという評価をちょうだいしました。

 いまひとつは,石田雄先生が,近刊予定の『記憶と忘却の政治学』(仮題)のための書き下ろし原稿「従属的ナショナリズムと集合的記憶」のうちの「集合的記憶の一般的性格と日本的特徴」の部分を報告してくださいました。――期待にたがわず,すてきなお年玉でした。

出席者:福岡安則,荒川敏彦,米岡秀明(Toledo University 卒),石田 雄,柏崎千佳子,橋本みゆき,林玲美,梁讃佑,宮原理恵(九州大学卒),鈴木陽子,黒坂愛衣(埼玉大学学生),大原あゆみ(埼玉大学学生),フランセス・クライン,花崎泰雄,コガ・エウニセ・イシカワ,Tom Gill(東大助教授),青山陽子,尹チョジャ,井畑敦子,山脇啓造〔以上20名〕

 

【林玲美さんからのお願い】

昨日1214日の研究会にいらしたかたで,私〈林玲美)のレジュメを受け取られた皆様へのお願い

 昨日は稚拙な発表におつきあいくださり,どうもありがとうございました.

 レジュメをお配りした際にお断りをいれるのを忘れ,またあえてお断りする必要もないかとは思いますが,指導教官の注意を受けましたので念のためお断りいたします.

 昨日配布させていただきましたのは推敲不充分の未完成下書き原稿であるため,(可能性は低いとは存じますが)絶対に複写しないようお願い申し上げます.

 参考文献表も整理してありませんので,もれているもの,余分なものもあるかと存じます.お詫び申し上げます.

 なにかご質問,コメント等いただけましたら,ymlreimi@aol.com までお願い申し上げます.

 19991215

林玲美

 

December 15, 1999

Dear Minority Seminar Participants (Dec.14),

 Thank you so much for attending my presentation yesterday.

 This message is to remind you that the materials I handed out should NOT be photocopied. (Just in case--my advisor was not so happy to hear my careless distribution of the drafts.) The draft needs to be revised (quite radically).

 The reference is also incomplete. (It has too many extra items and it might be missing several items. I apologize for that.)

 If you have any questions, comments, or suggestions, please mail me at ymlreimi@aol,com

 Thank you very much for your cooperation.

Sincerely,

Youngmi Lim

 

【メーリングリストのジャックについて】

 124日に山本薫子さんからつぎのメールをいただきました.

***************************

 福岡先生,いつも大変お世話になっております.最近,「マイノリティ問題研究会」のメーリングリストを経由して海外からの広告メイルが送られてくるようですが,原因などをご存知ですか?

***************************

 じつは,メーリングリストがろくでもない/いかがわしいDM業者の対象としてジャックされている問題は,1212日に開かれた日本社会学会編集委員会の席上でも,話題になりました.編集委員会のメーリングリストを福岡安則が管理しており,同じトラブルが発生しているからです.

 埼玉大学のサーバ管理者に事情を説明し,なんとかならないかと対処を求めましたが,打つ手はないとのことでした.

 したがって,日本社会学会編集委員会のメーリングリストについては,オーナーの福岡安則と,編集委員長と,事務局員の3名を残して,他の委員は全員ぬけるという措置をとりました.しかし,「マイノリティ問題研究会」のほうは,ぬけるという措置をとるわけにはいきません.すみません,我慢していただくしかないようです.

【福岡安則,NHKラジオ「深夜便」トークについて】

 じつは,福岡安則が,1212日(日)の夜1115分から13日(月)深夜040分まで,NHKラジオ「深夜便」の「サンデートーク」という,ぶっつけ生本番に出ました.事前打ち合わせを予定していた日に,ディレクターがダウンしたため,当日の夜9時からの打ち合わせというムチャなスケジュール.しかも,その日は,昼の12時から5時すぎまで,日本社会学会の編集委員会があって…….本番が終わって,ディレクターたちと渋谷で飲んで,3時すぎにホテルに入りましたが,ダメですねぇ,年が年なものだから,うまく寝つけなくて,お土産にもらったオンエア同時録音のテープを聞き直して,ちゃんとしゃべっていたかな,なんて,自分で事後チェックをしたりして…….徹夜はこたえました.

 肝心のトークのテーマですが,「知ることと知らないこと――差別はなくせるか」でした.人権週間にやったいろんな番組の総まとめの位置づけでした.アンカーは,60歳代の斉藤季夫さん.ぼくの相手役は,40歳代の梁勝則(リャン・スンチク)さんという,神戸在住の在日朝鮮人2世のお医者さん.

 できばえはいかに,が問題ですが,まぁ,火曜日に――月曜日はぼくは家でダウンしていました――長野県の小布施町の教育委員会から,「日曜夜のラジオを聞きました.ついては,来年の人権週間,122日に講演に来てほしい」という電話が入ったぐらいだから,まぁまぁだったんじゃないかと思います.いまは,忙しくて,ゼミの女子学生から,「先生,死なないでください」と言われ,「死ぬ前に,倒れるから大丈夫だよ」という会話をしているぐらいですので,講演依頼は原則としてすべて断わっていますが,ついつい,引き受けてしまいました.鬼が大笑いする来年12月の話だったからかもしれません.

 事前にこのメールでご案内をさしあげればよかったかなと思っていますが,なにぶんにも超多忙のため,し忘れました.

 お聞きになりたい方には,テープをダビングしてお送りするサービスをするとよいのですが,やはり,超多忙の状態はまだまだ延々とつづきます.14日の研究会の後の飲み会で,山脇啓造さん,柏崎千佳子さん,林玲美さん,ジェフリー・ベイリスさんには,テープをお送りすると約束してしまったように記憶しています.永久保存版などといったものではなく,1回聞けば用済みでしょうから,順番に回していただけると助かります.――ご希望の方は,福岡安則まで,その旨を書いて(自分の住所も書いて)メールを送ってください.

 

19991214日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,青山陽子さんが,「精神病者の家族の役割――『精神病者監護法』における排除の仕組み」と題して,『解放社会学研究』に投稿中の論文の報告をしてくれました.

 いまひとつは,林玲美さんが,「在日コリアン自画像の変遷――『民族性』の社会的構築」と題して報告してくれました.これは,来春開催される the AAS for the San Diego 2000 meetings での報告のための英文の草稿にもとづく報告でした.

出席者:福岡安則,荒川敏彦,ジェフリー・ベイリス,カスミ・ヤマシタ(Ph.D. Candidate, Harvard University),梁讃佑,石田 雄,青山陽子,井畑敦子(国際基督教大学助手),橋本みゆき,柏崎千佳子,矢野 泉,コガ・エウニセ・イシカワ,岸田由美,フランセス・クライン(Monash University から埼玉大学への交換留学生),林玲美,山脇啓造,桜井厚(千葉大学教授),竹ノ下弘久〔以上18名〕

 

19991116日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,趙慶喜さんが,「植民地朝鮮における国民運動の動員戦略」と題して,執筆中の修論の一部を報告してくれました.

 いまひとつは,竹ノ下弘久さんが,「インターマリッジとエスニシティ――在日韓国・朝鮮人を事例に」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,竹ノ下弘久,福田友子,曹慶鎬,趙慶喜,Jennifer Tiberghien (Ph.D. Candidate, Stanford University:お茶の水女子大学研究協力員),石田 雄,柏崎千佳子,梁讃佑,青山陽子,岸田由美,橋本みゆき,エリス・フォックスワース,ましこ・ひでのり,林玲美,荒川敏彦,山脇啓造〔以上17名〕

 

19991026日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,趙慶喜さんが,「植民地朝鮮における戦争動員と国民運動の展開――日常的コミュニケーションの解明にむけて――」と題して報告してくれました.

 いまひとつは,山脇啓造さんが,「在日コリアンのアイデンティティ分類枠組に関する試論――福岡モデルを出発点として――」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,エリス・フォックスワース,林玲美,金哲秀,曹慶鎬,梁讃佑,柏崎千佳子,塩原良和,石田 雄,橋本みゆき,趙慶喜,木村真希子,鈴木陽子,ジェフリー・ベイリス,矢野 泉,山脇啓造,ましこ・ひでのり,荒川敏彦,コガ・エウニセ・イシカワ,滝田祥子,竹ノ下弘久〔以上21名〕

【お知らせ】

 古賀雅人さんが,博士論文の執筆のためにブラジルの大学に戻られました.また,エリン・チョンさんが,日本での1年間のリサーチを終えられて,アメリカ合州国に戻られました.

 

1999914日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,塩原良和さんが,「オーストラリアの文化政策における多文化主義――国民国家統合モデルの変容に関する予備的考察――」と題して報告してくれました.

 もうひとつは,柏崎千佳子さんが,「在日コリアンと国籍・市民権」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,塩原良和,柏崎千佳子,梁讃佑,ハルタ・ミリ,姜英美,朴賢珠,曹慶鎬(朝鮮大学校),林玲美,矢野 泉,コガ・エウニセ・イシカワ,古賀雅人,橋本みゆき,山脇啓造,岸田由美,ましこ・ひでのり〔以上16名〕

1999727日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,山本薫子さん(東京都立大学大学院)が,「外国人労働者と支援団体――横浜・寿町を中心に――」と題して報告してくれました.

 もうひとつは,徐阿貴さん(お茶の水女子大学大学院)が,「元在日韓国人カナダ移住者のアイデンティティ再形成――多文化主義に関する一考察――」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,山本薫子,石田 雄,リンダ・レ・パリーニョ,梁讃佑,鈴木陽子,青山陽子,ハルタ・ミリ,姜英美(埼玉大学大学院),柏崎千佳子,シン・スミ(東京大学外国人研究員),橋本みゆき,矢野 泉,古賀雅人,岸田由美,コガ・エウニセ・イシカワ,山脇啓造,ましこ・ひでのり,徐阿貴〔以上19名〕

【お知らせ】

 「マイノリティ問題研究会」のメーリングリスト minority@post.saitama-u.ac.jp は,多くのメンバーに,なにかアピールしたいことがあるとか,調査研究のために協力をえたいときに,お使いください.

 「マイノリティ問題研究会」のホームページhttp://www.kyy.saitama-u.ac.jp/~fukuoka/index-j.html に貼り付けるための自己紹介文を,福岡安則までお送りください.なお,英語でもかまいません.よろしく.

 

1999622日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,木村真希子さんが,「民族概念の恣意性・主観性――ナガの『先住民族化』を事例に――」と題して報告してくれました.

 もうひとつは,ジェフリー・ベイリスさんが,「地域社会におけるマイノリティ相互関係――京都市東七条・九条と八尾市安中地区の例を比べて――」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,梁讃佑,青山陽子(東京大学大学院医学系研究科博士課程,精神保健学教室),山本薫子,林玲美,鈴木陽子,エリス・フォックスワース,宇津野良子(フェリス女学院大学2年,現在,梨花女子大学校に交換留学中),石田 雄,永井伸和,木村真希子,ましこ・ひでのり,柏崎千佳子,福田友子,ジェフリー・ベイリス,矢野 泉,古賀雅人,金 栄(キム・ヨン,フリーライター),塩原良和,難波久枝,佐藤 裕(東京都立大学大学院博士課程)〔以上21名〕

1999518日研究会の内容と出席者】

 ひとつは,福岡安則が,1988年度に実施した千葉県内3市町の住民を対象とした人権問題にかんする意識調査から,「『無知』と『差別する可能性』」と題して報告しました.この報告は,ホームページに掲載してあります.

 もうひとつは,古賀雅人さん(マット・グロッソ大学大学院,ブラジル)が,「ブラジル中西部における少数者による教育支配――人口移動と社会移動に関する仮説」と題して報告してくれました.

出席者:福岡安則,林玲美,Elise Foxworth(メルボルン大学博士課程),車長玉,柏崎千佳子,山本薫子,木村真希子,古賀雅人,コガ・エウニセ・イシカワ,福田友子,ジェフリー・ベイリス,難波久枝(神奈川県職員),ましこ・ひでのり,塩原良和〔以上14名〕

 

19994月研究会の内容と出席者】

 ひとつは,柏崎千佳子さんが,「シティズンシップ理論の再構築――『普遍性』の模索とその限界――」という論文を報告してくれました.

 もうひとつは,福岡安則が,1998年度に実施した千葉県内3市町の住民を対象とした人権問題にかんする意識調査から,「部落問題をめぐるアンビバレントな意識」と題して報告しました.

出席者:福岡安則,柏崎千佳子,梁讃佑,永井伸和,山本薫子,木村真希子(慶応大学大学院),橋本みゆき,車長玉(埼玉大学大学院),エザワ・アヤ,鈴木陽子,岸田由美,コガ・エウニセ・イシカワ,古賀雅人,荒川敏彦,李明徹(東京外国語大学大学院),矢野 泉,福田友子,滝田祥子,竹ノ下弘久,塩原良和〔以上20名〕