付録:修士論文執筆などの参考として

 

 このスタイルガイドは,『社会学評論』への投稿原稿のためのガイドであり,スタイルガイドにもとづく原稿を印刷所に入稿することを前提としている.博士論文や修士論文の執筆,学会や研究会の報告原稿の作成など,プリントアウトそのものを見栄えよく仕上げたい場合には,若干の修正が必要になろう.以下,このスタイルガイドに準拠して修士論文などを執筆する場合の注意事項を参考までに記しておきたい.もちろん,各所属大学で修士論文などの執筆要綱が定められている場合には,それにしたがわなければならないことは言うまでもない.

 

(1) 用紙と印刷

 一般的には,用紙は,A4の上質紙を用いる.印字の大きさは,読みやすいように,1012ポイントとする.文字間隔,行間隔を詰めすぎて,読みにくくならないように留意する.また,上下左右には,それぞれ30ミリ程度の余白をとる.余白の適当な箇所(一般的には下の中央)に,ページ番号を印刷する.――要するに,読みやすい割付を心がけることが大事である.

 

(2) 表紙

 表紙には,「タイトル」「サブタイトル」「○○大学大学院○○学研究科○○年度修士論文」「学籍番号」「氏名」などの必要事項を,それぞれ適当な大きさで印字する.

 

(3) 目次

 目次には,本文の構成(章構成もしくは章節構成),注(脚注の方式を採用する場合には不要),図表(本文の後にまとめて添付する場合),資料,文献リストなどを,論文全体の構成がわかるように,各項目の先頭ページ数とともに記載する.なお,本文中に図や表を組み込んでいる場合には,図と表の目次は別途作成する.

 

(4) 本文

 各章の終わりは,改ページする.

 このスタイルガイドでは,ルビはカッコ書き,強調点はアンダーラインで原稿を書くことを求めているが,ルビや強調点をうつことのできるワープロを使用している場合には,本来のルビ,強調点の記載の仕方をする.ルビや強調点をうてないワープロを使用している場合には,「目次」の後に,「凡例」のページをもうけて,その他凡例として記載しておくべきこととともに,つぎのように断り書きをするとよい.

 

 1. ルビは,当該文字の後にカッコ書きで表記した.

 1. 強調点は,アンダーラインを付すかたちに変えた.

 

 また,引用にさいして漢数字を算用数字に変えることも,「凡例」で断わっておくとよい.

 

 1. 引用にさいしては,原文の漢数字を算用数字に変えた場合がある.

 

(5) 図表

 図表は,本文中に組み入れてもよいし,本スタイルガイドで指示したように,挿入位置のみ明示し,1点ごとに別紙に印字し,本文の後に一括してもよい.

 

(6)

 注は,以下の3通りの記載の仕方がある.@各ページの下段に脚注のかたちで記載する.A各章ごとに,その章の末尾に注をまとめて記載する.B本文全体の末尾に注をまとめて記載する.いずれの方式を採用してもよいが,Bの場合には,新しいページから注の記載をはじめる.

 

(7) 文献リスト

 文献リストも,新しいページから記載する.文献リストの記載は,このスタイルガイドにしたがえばよい.

 

 以上,このスタイルガイドを修士論文などの執筆にも活用していただければ,幸いである.

 

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1 記述上の約束事

2 注

3 引用

4 文献

5 形式上の注意事項

6 一般的留意事項

7 その他

付記

補遺:参考文献

チェック・リスト

付録:修士論文執筆などの参考として