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調査報告
第四章
観光資源としての秩父札所めぐりの可能性

手塚 雪香
1.はじめに
  2.秩父札所の概要
  3.ヒアリング調査調査
  4.秩父札所めぐりの体験
  5.秩父巡礼の動向
  6.調査結果からの考察




1、はじめに


1−1.調査の目的

秩父札所は、室町時代中期に開かれたといわれる札所であり、西国、坂東と共に百番観音に数えられている。江戸時代に江戸からの街道が整備されるのに伴い巡礼道も整えられ、さらに関所を通過する必要がなかったため、容易に巡礼の旅に出ることができる巡礼地として大変な賑わいをみせた。現在でも都心から近いという立地ゆえ、関東一円から日帰りで訪れる人が多い巡礼地である。
 巡礼には、宗教的信仰心という本来の目的に加え、札所寺院周辺の名所や旧跡を訪れたり、その土地の名物を食すという物見・観光の側面が、江戸時代すでにみられていた。
 現在でも札所の機能を実質的に保ち、巡礼者を集めている秩父札所であるが、今後の秩父観光を考えていく上で、大きな地域資源として存在する札所巡りを活かすことができるのか、できるとすればどのように活かしていくことができるのか検討する。


 













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